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サンセリテ青山
東京・表参道の結婚相談所
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国のAI婚活支援ってどんなもの?東京都の取り組みもご紹介します

政府が2021年度から各自治体が行う婚活事業に、AI(人工知能)マッチング導入の補助金を出すというニュースが話題になりました。
AIと聞くと何かすごいことが起きそうだ、と思う人も多いかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか?
今回はこのAIによる結婚支援についての説明とともに、東京都が行っている取り組みについてもご紹介しましょう。

目次

国が婚活支援を行う理由

実は、国は2014年度(平成26年)から自治体に対して既に補助を出しています。中にはその前から深刻な結婚難に対して出会いの場を提供している自治体もあります。

婚活支援は少子化対策の一環

国の婚活支援は少子化対策の一環として行われています。日本では子供は結婚した夫婦から生まれることが圧倒的に多いため、まずは「結婚してもらわなければならない」というのが大きな理由です。
下の表は厚生労働省の『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』と、その後のデータを足して作成した婚姻件数の変化を表したグラフです。令和元年には若干増えたものの、婚姻件数はずっと下がり続けています。若い人が減り続ける中、少しでも多くの人に結婚してもらいたいと思っているものの、残念ながら大きな効果が出ていないのが現状といえるでしょう。

結婚したい人が極端に減っている訳ではない

東京都では、後述する都による結婚支援を効果的に行うために、平成30年7月~8月(2018年)にかけてインターネットでアンケートを行い、『都民の結婚等に関する実態及び意識についてのインターネット調査』としてまとめています。調査の対象は東京在住の18歳以上50歳未満の未婚の男女で、男性1,687人、女性1,524人の合計3,211人から回答を得ました。
この結果によると「いずれ結婚するつもり」と答えた人は68.9%、「一生結婚するつもりはない」は31.1%となっています。この中から18~34歳のデータを抽出し、国立社会保障・人口問題研究所の『第15回出生動向基本調査(2017年)』の結果と比べると以下のようになります。

出生動向基本調査は全国の未婚者を対象にしているため、東京とは状況が異なります。しかし、いずれは結婚したいと考えている人が多い事は事実であり、この人たちに積極的にアプローチしていく事は効果的だと言えるでしょう。
一方、都の「いずれ結婚するつもり」と答えた68.9%(2,211人)に対し、結婚に対する考えを尋ねた結果は以下のようになっています。

結婚に対する考え方では「ある程度の年齢までには結婚するつもり」が6割を超えているものの、「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」が37.7%存在しています。この考え方は年齢が上がるほど高くなる傾向にあり、男女共に35歳以上では半数が「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」と答えています。
東京都に関して言えば、自分で生活していけるだけの経済力を持つ男女が多いことと、独身でいても肩身が狭くないという状況があるため、結婚せずに独身で通してしまう人も少なからずいるのではないかと推測されます。

自治体が行うマッチングサービスとは

自治体が行う婚活支援は大きく分けて2つあります。1つは街コンなどに代表される出会いの場の提供、もう1つは結婚後の生活を支援するための環境づくりです。今回はこの前者に対してより積極的に支援しようという試みといえます。
実を言えば、現在でも多くの自治体でマッチングサービスを行っています。ただし、ほとんどが学歴や年収といった条件面でのマッチングのため、マッチング率が高いとは言えない状態となっているようです。
AIを利用することで、条件面ではなく内面の部分でのマッチングが可能になり、今までとは異なるサポートができるようになることが期待されています。
いかに相談者の心に響く相手を紹介することができるかが、婚姻件数を増やすカギになるのではないでしょうか。

AIマッチングとその課題

ではそのAIマッチングは、どの程度効果を発揮できるのでしょうか。AIマッチングの内容をもう少し分かりやすく説明していきましょう。

実は多くのマッチングアプリで使用されている

大きく期待されているAIによるマッチングですが、その内容は様々なようです。条件面にプラスして登録時のデータや行動パターン、過去にマッチングした相手の情報などを組み合わせて、「あなたに合いそうなのはこの人ですよ」と提案してくれるものもAIのマッチングの1つです。実際にマッチングアプリを利用している方なら「なるほど」と思うところも多いのではないでしょうか。条件面だけの「検索」ではないのがAIのマッチングだと言えるでしょう。
これは結婚相談所のカウンセラーが行っているマッチング業務そのものでもあります。経験に基づくカウンセラーのマッチングの代わりにAIが判定することになります。結婚相談所の数が少ない場所においては心強い味方になると考えられます。

マッチングはこんなところでも

少し話がそれますが、多くの人が利用する通販でもAIを利用したマッチングが行われています。
例えばある商品を購入すると、関連するおすすめ商品が出てきたり、その商品を買った人の多くが一緒に購入することが多い商品を表示したりするのを見かけることは多いでしょう。
これは「協調フィルタリング」と呼ばれる広告に使われる手法です。ある人が商品をチェックしたり購入したりしたデータと、そのほかの人が同様にチェックや購入したデータを使い、そのある人の行動パターンや趣味、嗜好などを分析して、その人がより興味を持ちそうな、購入しそうな商品をおすすめするシステムです。説明がかなり大雑把で、専門の方には怒られてしまいそうですが、マッチングをするという点ではかなり似ていると思います。実はこのシステムにもAIが使われています。対象や使っているデータが違っていても、よりその人に合いそうなものを提案するという点では同じです。

おすすめ商品を買う・買わないはあなた次第

おすすめ商品が提示された時、とりあえず見てみるという人は少なくないと思いますが、実際に買うかどうかはその人次第ですよね。スペックは悪くないけど予算がたりない、見た目が好みでないという場合もあります。反対に口コミで高い評価を付けている人が多いからこっちにしようと、おすすめ商品を購入する人もいるでしょう。
では婚活のマッチングではいかがでしょうか。AIによるマッチングで出てきた相手に会ってみようと思うかどうかは本人の意思に委ねられています。つまり、会う・会わないはAIが行う範疇を超えているのです。

AIのマッチングが成功するかどうかにはいくつかのポイントがあると考えられます。その1つはAIの出す結果が本当に信用できるのかという点です。データはある程度の数が集まらなければ意味がありませんので、まず元になるデータ数が多いのかどうかが気になります。また、どのくらいの数があれば信用に値するのかという判断も個人によって異なりますし、そもそもそういったものは信じないという人には最初から役に立たないでしょう。
また、自治体が行うのであっても費用は発生しますので、PRやサポートをする人も必要になってきますが、そこまで自治体が行えるのかという点も気になります。婚活は出会いそのものも大切ですが、そこから結婚に至る過程の方が苦労は多いのではないかと考えられます。結婚相談所のような細やかなサポートも必要なのではないかと思いますので、今後の動きに注目していきたいですね。

東京都の婚活支援

日本の人口の一割が暮らすという東京の婚活支援とはどのようなものでしょうか。ここからはその内容についてご紹介していきます。

東京都の支援は情報発信がメイン

東京ではお見合いパーティーが開かれる回数も多く、結婚相談所の数も非常に多くなっています。それが原因かどうかは不明ですが、都の結婚支援策は情報発信がメインとなっています。
そのポータルサイトが「TOKYOふたりSTORY」です。

“結婚は自分の価値観に基づいて決めるものですが、「いずれ結婚するつもり」と思っている方がその一歩を踏み出せるよう、都では、結婚に向けた気運の醸成に取り組んでいます。結婚や出会いに関するさまざまな情報提供や、婚活を始めようとする方へのきっかけ作りなどの取組を行っています。”
TOKYOふたりSTORY」より引用

この「TOKYOふたりSTORY」のコンテンツを見て行くと、対象となる人たちを大きく4つに分けて、それぞれに合った情報を提供していることが分かります。これから先、どのような人生を送りたいかを考えたり、既に結婚した人たちの体験談を読むことができたりと、なかなか面白い内容になっています。また、結婚する(した)カップルが利用できる制度の紹介や、東京が目指す暮らしやすい街づくりについてなどをかみ砕いて気軽に読めるようになっています。
意外な出会いをしたカップルや結婚の決め手になったもの、現在の結婚生活など、東京都が募ったエピソードを集めた「TOKYOふたり100Stories」は、読むだけでも結婚したくなるかもしれません。婚活を始めようと思っている人も、結婚した人も、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

結婚の記念になる婚姻届はいかが?

東京都には「オリジナル婚姻届」や結婚の記念になる保管用の文書なども用意されています。また、区や市でもオリジナルの婚姻届けを用意しているところがありますので、より気分を盛り上げることができます。これらの婚姻届けは「TOKYOふたりSTORY」からダウンロード可能です。
婚姻届けとは別に「婚姻届受理証明書」を発行しているところもあります。発行しているのは新宿区・三鷹市・国分寺市・羽村市の4か所のみですが、いい記念になりますね。

まとめ

結婚までの道のりは出会いだけで決まるわけではありません。仮にすごく相性がいい相手と出会っても、意見の食い違いや考え方で衝突することもあるでしょう。しかし、そういった部分を乗り越えてお互いを認め合うことが大切ですし、結婚してからもそれはずっと変わりません。
相性のいい相手とは、お互いがお互いの事を尊重し、考えていく事ができる人なのかなと思っています。

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