婚活をしている女性からは人気の高収入・高資産・エリートの男性。
彼らとの結婚を希望する女性は多いですが、彼らの持つ特有の傾向を知ったうえでアタックしている人はそれほど多くありません。今回は相談所でのカウンセリング経験と、一般的に良く言われていることをもとに、お金持ちの婚活男性に共通する特色についてまとめました。
富裕層は高学歴の人が多い
高収入エリートといわれる男性は高学歴であることが多いのですが、これが婚活にも影響を与えているようです。どんな影響があるのか、婚活を有利に進めるためにも知っておくといいのではないでしょうか。
相手にもそれなりの教養や理解を求める
統計では、学力テストや最終学歴で「生涯収入」の平均に大きな違いが出ることはよく知られています。
もちろん一代、体一つで財を成すタイプのエリート男性もいるのですが、やはり多いのは大学受験で国立の難関を突破するか、早い時期から私立の名門校に通っているケースです。特に結婚相談所で婚活をしている高収入男性についてはその傾向が強いなあ…と実感しています。エリートということで強すぎる偏見を持つのは良くありませんが、親や教師などから細かいところまで良く教育されてきている…と思った方がいいでしょう。
そして結婚相手に求めるものとしては、ある程度自分とバランスのとれた教養や会話だと思います。これは別に「家柄が釣り合う」とか、「同じ程度の学歴を持っていないときつい」ということではありません。もちろんそれに越したことはないのですが、相手の言うことをパッと察することができる女性はこのようなタイプの男性を安心させます。また、教養ということではなく、「理解」ということでも十分に「この人とはうまくやっていけそう」と思ってもらえることでしょう。
理詰めで考える人が多い
お金持ちで高収入の男性といっても、もちろん性格は様々です。ただ高い教育を受け、また日常の仕事でも大きな責任と処理能力を発揮している男性ほど、理詰めでものを考える傾向があります。これは男性全体でもいえるのかもしれませんが、エリートの男性ほどそのように「進化している」ととらえた方が良いと思います。
「〇〇という理由で、△△だから□□なる、だから◇◇した方がいい」という筋道を考えるのが得意で、時にはこだわる人もいます（たまに「理屈っぽい」と感じてしまう人もいますが）。そういった部分は男性の知性を感じさせますし、とても心地いいのですが、中には少々行き過ぎて相手をうんざりさせてしまう男性がいるのも事実です。
女性の側として大切なことは、そういった理詰めに考える傾向をできるだけ「好ましく」とらえるようにした方が良いでしょう。例えば理詰めでものを考えたりするのが苦手だったり、そういうタイプの人がどうしても我慢できないタイプの女性の場合は努力が必要になる可能性があります。
性格に問題があるケースも
エリートの男性の結婚は、早い段階で学生時代などからの交際相手と結婚してしまうケースと、年齢を重ねてから婚活して結婚するケースに二分されます。結婚相談所に来るのは後者ですね。お金持ちの男性は女性に結婚相手として人気があるため、適齢期と呼ばれる年代が少ないのは仕方ないのかもしれません。
ある程度の年齢まで結婚しない理由は人それぞれなのですが、中には男性本人の性格に問題があるというケースも残念ながらあります。
ドラマや小説で、お金持ちの男性が「嫌な奴」として書かれるケースがありますよね？私は「それは偏見、というか行き過ぎ」だと思うのですが、そういう男性も存在するのです。例えば利害に関係ない人や女性を無条件に見下すなど、いろいろなケースがあります。自分が許容できるレベルであればいいのですが、そうでない場合は早めに見切りをつけた方がいいかもしれません。そのためには自分に余裕があることも大切で、「分母（男性の数）」を確保できる結婚相談所は有効だと思います。
エリートの男性は女性の内面を良く見ている
多くの女性がエリート男性とお近づきになりたいと考えるので、いつも女性がまわりにいるということも少なくありません。その分、女性を見る目は正しいのではないかと思います（もちろん、男性がそう思っているだけの場合もありますが）。
これまでの人生で多くの異性にアプローチされている
エリート男性は今まで多くの女性にアプローチされて来ているのは事実でしょう。結婚相談所で出会ったとしても、自分が初めてのお見合い相手だとは限りません。高収入男性を希望する婚活女性は多いので、お見合いや出会いを繰り返している確率は高いです。そういう意味で「女性を良く見ている（観察している）」と思っておく方がいいでしょう。ただ、だからといって女性側が気にしすぎて弱気になったり、卑屈になったりする必要はありません。
女性への警戒心が強い
収入と自信があり、また多くの女性から注目・アプローチされていることを自覚しているエリート男性は、概して女性に対する警戒心も強めといえます。
エリート男性と話をしていて感じるのは、現在より将来のことを意識しているということです。例えば目の前の女性と結婚に至ったとして、もし離婚ともいうことになれば財産も大きく失う、家も子供も取られるかもしれないと考え、慎重に決断しようという思いが強いのかなと思います。
今まで多くのアプローチを受けているからこそ、「この女性はお金目当てで、結婚した後に多くを失い後悔するかもしれないのでは？」という不安がよぎるのも理解できます。しかし、女性が男性のそういった部分を最初から意識しすぎて委縮するのはいい事ではありません。ただ、こういう考え方をしている人が多いという事は頭に入れておいた方がいいかもしれませんね。
こう思われると損をする？
あくまで主観的な意見ですが、「この人は理屈が通用しない。すぐに感情的になるし、感性だけで動くタイプだ」とか「この人はなんとなくギラギラしていて、自分が高収入だからアプローチしているだけだな」と思われてしまうと敬遠されてしまう傾向があるように感じます。女性としてはそういう風に見られないように、ある程度客観的に自分を観察することを心がけることも大切です。
「大切にしたいもの」に強いこだわりを持っている
男性が結婚に躊躇するのは、結婚に対してデメリットの方が多いと感じてしまっているからではないでしょうか。どういった部分を注意すればいいのかご説明しましょう。
仕事人間が多い
統計上でも労働時間に比例して年収も高くなっていますので、高収入な男性ほど忙しいのは間違いありません。これは相談所で働いていても強く実感していることです。
しかし、結婚したからといってその環境が大きく変化することは期待できません。実際に弁護士や医師などエリートといわれる男性ほど毎日帰りが遅かったり、付き合いが多かったりすることが多いものです。自分に高収入をもたらしてくれる仕事に集中し、こだわってきたからこそ今の自分があると信じていますので、結婚後も仕事を尊重していきたいと考えるのは自然なことかもしれません（家庭をないがしろにするという意味ではありません）。
エリート男性にとって「この女性とうまくやって行けるか」を判断する時に、自分が仕事人間であることを受け入れてくれるかどうかは重要なポイントといえるでしょう。
仕事以外にもこだわりや大切なものを持っていることも
高収入の男性の場合、仕事以外にもこだわりや大切なものを持っているケースが多いように感じます。また好奇心旺盛な傾向が強いので、結婚後に世界が「閉じてしまう」ことに警戒心を持つ人も多いようです。
多くの場合、学校でも社会でも競争に勝ち抜いてきた自覚のある彼らは、これまでの過程で家族や友人、趣味などの大切なものを持つようになったのでしょう。
一般の男性にも言えることですが、結婚するとその生活が一変し、大切にしてきたものを犠牲にしなければならないかもしれないと感じる人は多いです。それを心配して結婚をためらうケースは少なくありません。そのあたりのこだわりをどう察知し、また尊重してあげられるのかということもポイントになると思います。
同じものを尊重してくれるという安心感がポイント
偏見もあると思いますが、多くの男性は結婚をすると「多くの物を失うのではないか」という不安を持ち、それゆえに結婚に踏み切れないケースがあります。例えば「実家の家族との付き合いが相手側に偏り、自分が親孝行しづらくなるかもしれない」、「大事にしてきた趣味がほとんどできなくなるのでは？」、「今までのような友人たちとの交流が制限されてしまうのでは・・・」といった不安です。
これは結婚を迷う男性たちに共通のものといえます。しかし、高収入の男性ほど「自分は努力して成功しているのだから、ある程度立場も強いし、それなりに保つ資格があるはずだ」と考える傾向があります。ある程度結婚によって失うものがあることは承知していますが、こういったマイナス面をどれだけ少なくできるかは、彼らにとって重要なポイントなのです。
「あなたが大切にしているものは私も大切」という姿勢は、普通の男性以上に相手を安心させることに繋がるのではないでしょうか。これはどんな男性と結婚をしていく場合にも長続きする大切な秘訣です。相手のこだわりを見つけ、共感していく事を楽しみながら婚活できるとうまく行きやすいのかもしれません。
