誰もがうらやむ高スペックの男性との結婚式。式場でも友人にうらやましいと言われ成功を実感!
しかし、数年後には現実との落差に苦しんでいる女性たちがいます。情熱はいつか冷めるものですし、時間とともに結婚生活の現実は現れてくるものですが、高スペックやお金持ちの男性ならではのパターンもあるようです。後ろ向きな話題ですが、今回はあえてそのパターンに触れてみました。
お金に関する落とし穴
まず注意したいのが「お金」に関することです。高収入なのになぜ?と思われるかもしれませんが、高収入ゆえに問題が起きることもあるのです。
年収だけにこだわるのは要注意
女性の場合「結婚したら専業主婦になりたい」という夢を持って活動している方も少なくありません。少なくとも自分が働かないと暮らしていけない、という不安をできるだけ減らしたいとは望む方が多いです。
当然と言えば当然ですが、そうなるとどうしても男性の収入がそれなりにあることが大前提となり、早い段階で年収をチェックするのは分かります。しかしプロフィールなどで「年収○○万」といっても、その中身や安定性は人によって大きく違います。
例えば経営者の場合、会社の業績一つで今年は年収1,000万あっても、来年はゼロ…ということもままあります。収入を重視するのであれば、現在だけでなく過去にさかのぼってどうだったかも知っておくことは非常に大切だといえるでしょう。また歩合制や年俸制の場合も注意が必要です。こういった給与形態は変動が激しく、退職金がないこともあります。
同じ「年収1,000万」でも人によって大きく安定性や生涯収入は違ってきますので、よく確かめておいた方がいいでしょう。「今後どうしたいのか」という将来の夢も含めて、よく共有していく必要があると思います。
大切なのはお金の「使い方」
家計を安定させていく事を考えた時、収入以上に大切なのは「どういうお金の出ていき方をしているのか」ということです。収入が高くても、浪費癖があれば何かあった時、すぐに家計は行き詰ってしまいます。借金をしてでも欲しいものをすぐに手に入れたがったり、娯楽や趣味で派手にお金を使ってしまったりするタイプの男性であれば、どれほど収入が多くても常に生活の不安にさらされるものです。
このようなことは交際中に高確率で見えてきますから、収入の多さと同じくらい注意して見た方がいいでしょう。また、今の預貯金がどのくらいあるかということでも、ある程度の推測はできるものです。収入はあるけれどもさっぱりお金がたまっていない…という場合は、相応の理由があるのかもしれません。
家計管理はしっかり話し合って
女性が財布を持ち、旦那さんを小遣い制にしている比率は、日本が世界一と言っていいというほど高いようです。しかし、独身時代はお金が自由に使えていたので、結婚することで制約や失うものも多く、そのためできるだけ自分で一家の財布を持ちたがる男性も多くなっています。中にはぎりぎりの生活費だけしか渡さないタイプの男性もおり、それではいくら収入が多くても意味がないと考える女性は少なくないのではないでしょうか。
私は小遣い制が無条件にいいとは思いません。ただ、「一家のお金」という考え方で結婚後の生活を安定させていくには、きちんと話し合いをしてお金の管理を少なくとも二人でしていけるようにしていくことは重要だと思います。
浪費の多いタイプの男性でも、家庭や子供を持つことで変わっていくケースも多いです。しかし、結婚前にしっかり話し合って金銭感覚のずれをなくし、「自分のお金でなく一家のお金である」という考え方をどこまで受け入れてもらえるかをしっかり見極めること。それが結婚後のお金のトラブルを避けるうえで一番大切ではないでしょうか。
相手の人柄に関する落とし穴
エリート男性の中には、エリートならではの考え方を持つ人が少なからず存在します。時に理解しがたい言動をする人もいますので注意が必要です。
エリート男性はモラハラ夫になりやすい?
エリートの男性にしばしば見られる結婚後のトラブルにモラルハラスメント(いわゆるモラハラ)があります。
モラハラとは、一言でいうと精神的に相手を傷つけ、支配しようとする行動全般のことです。不機嫌や沈黙、いやみなどで常に相手をコントロールしようとするなど目に見えない形で相手に圧力をかけ続け、精神的に追い詰めていくのでかなりたちが悪いといえます(モラハラ自体は女性でもすることがあります)。
社会的に成功している男性の場合、今まで勝ち負けにこだわった人生を送ってきていることが多いです。その延長線上で家庭内でもちょっとしたことを勝ち負けに置き換えて考えたり、思い通りにならないとびっくりするような行動に出たり、ちょっとしたことを批判や敵意ととらえてしまうようなタイプの行動、いわゆるモラハラに及んでしまうケースも少なくありません。
外面がよく、世間体を気にする男性ほどそのような傾向を持つという分析もありますが、お付き合いしていく中でそういった資質、危険性を見抜いていくことは可能だと思います。「立場が弱い、利害のない人に横柄に接していないか」「思い通りにならないと不機嫌になったり、黙り込んだりしていないか」「ふとしたことで、相手を無視する癖はないか」などに注意して見ていきたいものです。
いままで独身だった理由は確認しておく
以前のコラムにも書きましたが、高収入やお金持ちの男性の場合「早婚か晩婚」に2極化しやすい傾向があります。多くが昔からの知人などと早々に結婚してしまう中、婚活の対象になるエリート男性には「ここまで結婚しなかった相応の理由がある」という場合も少なくありません。
「最大限自由を謳歌してから結婚したい」「結婚自体に今まで後ろ向きだった」という男性本人の希望に基づく理由もあれば、「結婚したくてもなかなかうまくいかなかった」という男性に何か不利な(結婚に向かない?)面があってここまで来ている事もあります。
後者の場合、男性の内面(強いこだわりや、過剰な競争意識など、いろいろです)に理由があることが多いので、そのあたりについてちゃんと観察するか、信用できる相談相手を持つことも大切です。
結婚はゴールではなくスタート
婚活中は幸せな結婚を「ゴール」と考えている女性は多いです。しかし、大切なことを見落としたり、見ようとしなかったりすると結婚後に「こんなはずではなかった・・・」と後悔することになりかねません。
イメージの落差に苦しむ人も多い
代表的なものを挙げましたが、他にも結婚後のすれ違いの理由になってしまう要素は数えればきりがありません。仕事人間の夫のスタイルをどうしても受け入れることができない、高収入で自信があるゆえに浮気をされた、価値観が違い過ぎたなど、落とし穴の可能性を挙げればキリがないといえます。
周りから羨ましがられ、親からも大いに祝福されて「これからはバラ色の人生が待っている!」と思っていたのに、現実とのギャップに悩んだり、後悔したりするケースは少なくありません。しかし、誰もが羨むような結婚だからこそ、相談できずに苦しさを抱え込んでしまうこともあるのです。
また、夫がリストラされた、会社が倒産した、夫が働けなくなったという場合、家計や自宅が維持できなくなったのがきっかけで離婚・・・というのは残念ながら多数派のパターンです。
女性から見ると、男性が高収入ということは家庭円満になりやすいのではないか?と誤解されがちですが、決してそういうわけではありません。離婚という数字に表れないとしても「収入があるから…」と、ぎりぎりまで女性が我慢している場合も多いといえます。
見回すと、日本では3組に1組が離婚しているという時代です。我慢しているケースも計算に入れると、より多くのカップルが結婚後の落差にさらされていると考えられます。特に「収入には困っていないのに、なぜ?」と突き詰めていくと、「エリート婚ならでは」の独特のパターンがあるといえそうです。
結婚はスタートだと考えよう
幸せな結婚を夢見て頑張っている女性は多いですが、「幸せな結婚」自体が目標になってしまわないように注意が必要です。結婚をゴールと捉えてしまうと、その後のことはつい後回しに考えて、大切な話し合いや確認をおろそかにしたり、見て見ぬふりをしてしまったりすることが多いのではないでしょうか。
「結婚はあくまでスタート」と考え、どのような相手であってもぶれずに観察し、話し合い、見極めていく強さがあってこそだと思います。
リスク回避に結婚相談所を利用しよう
高収入エリート男性の多い結婚相談所を利用することは、上記のようなリスクを回避するのに役立ちます。その理由をご説明しましょう。
心に余裕をもって相手を見よう
いくら相手が好条件の男性であっても、「この人しかいない!」と思って接していくと、見えるものも見えなくなってしまいます。恋は盲目であり、また焦りも人を盲目にしてしまうのです。言葉は悪いのですが「この人がだめでも、またいい人がいるに違いない」という精神状態で活動していくことが落とし穴を回避する秘訣といえます。できれば「考えている相手は一人しかいない」という状況が、ずっと続くことは避けたいですね。
結婚相談所を利用するメリット
高収入エリート男性の多い結婚相談所を利用するメリットの1つは、なんといっても候補が多いことが挙げられます。もちろん交際やお見合いの成立は人それぞれなのですが、多くの場合「この人しかいない…」という状況は避けやすいといえます。
そういった状況下であれば、「この人だけではない」という余裕を持って冷静に判断し話し合うことが可能になりますし、男性を見る目も養うことができます。またカウンセラーが居るので迷った時には相談できるんだ、という安心感もあります。
冷静に男性を見る目を養う意味でも、一度検討してみてはいかがでしょうか。