コロナショックが始まってからというもの、女性会員様やこれから婚活を検討している女性の方と話す機会も多いのですが、「今は感染リスクもあるし、自粛ムードもすごいから婚活(お見合い)は落ち着くまで自粛しようかな…?」という声を、かなり多くの方から聞くようになりました。ニュースやネットを見ると不安をあおる記事や情報ばかりですし、「婚活も自粛…」というのは一見して賢明な判断に聞こえるのですが、実は相手となる男性(特に人気の高いエリート男性)の動向を見ると逆の現象が起きていますので、今回はそのことをお伝えしたいと思います。
自粛ムードの中、婚活も「自粛」という流れではありません
新型コロナで外出自粛ブームでも、申し込み全体は増えている
今年(2020年)前半は、振り返ると新型コロナショックにかなり振り回された半年間だったと言えるでしょう。確かに当初は「外出自粛、3密を避ける」という流れの元、お見合いや登録も申し込みが一時的に減ってしまい、結婚相談所としても不安を感じたこともありました。しかし3月に入ると流れがV字回復し、結果的に婚活をスタートする合計人数としては、過去最高に迫る勢いでした。
婚活業界というと、「お見合い」は対面式というのが従来の常識なので、「真っ先にコロナの影響を受けてしまい開店休業状態なのでは?」という想像をする方も多いと思います。しかし、現実はむしろ登録→お見合いの流れは(特に男性側を中心に)活発になっていて、特にオンラインによるお見合いが起爆剤になっている様子が見て取れます。
コンタクトを取った男性会員様の意外な声
高収入・高ステータスの男性は元々、大変多忙な存在です。実際既に会員であるエリート男性さんや、入会と活動開始を検討している男性とお話していても、コロナ以前は口癖のように「今は仕事が忙しいし、なかなか婚活は考えられない。そのうちに落ち着いたら登録やお見合いはします…」と言われてしまうものでした。
しかし今回のコロナショックが始まってからは男性の反応が大きく変化し、明らかに大きく動き出しています。「仕事が在宅ワークになったので、ようやく時間ができました。仕事がそれほど忙しくない今のうちに婚活をしておかないといけないですよね」という反応がかなりの方から返ってきています。
知り合いの同業者さんとも話す機会があるのですが、オンライン対応をしているか、していないかに関わらず「いつも多忙で腰が重かったエリート男性さんがようやく活発に動き出した!」という感触を皆さん持っているようです。
エリート男性ほどオンラインお見合いに前向きな理由とは
実は「すでにできます、やっています!」という人も多い
実際にオンラインお見合いのサポートをしていくこともあるのですが、会員様の中でもエリート男性の場合「Zoomとかでしたら、もう仕事で同じようなことをしているのですぐできますよ!」という人の比率がかなり高いです。
考えてみると上場企業や官公庁など、エリート男性が勤務している優良企業ほど「オンラインでできることはオンラインでやる」ということが浸透しています。ミーティングや会議などもオンラインですることが非常時でなくても浸透しているので、この自粛ブームの中でも当然仕事でオンライン会話を活用し続けている人が多いです。「不要不急の出勤を避けているので自宅にいる時間が多い。仕事もテレワークで会社との通信体制ができているからお見合いも大丈夫!」という訳ですね。
もちろんお見合いの場合、Zoomやスカイプなどの対話アプリを使うのですが「ただつながればいい」という訳ではありません。お見合い用のプロフィール写真もそうですが「ただ写ればいい」という感覚ではなく「できるだけよく見せたい。戦略的な見せ方をしたい」ということで工夫や投資が必要です。音声や画像など、画面越しでは声も合成なので低く感じたり、画像も暗めに見えるなど「何も投資をしないと」臨場感ではリアルに大きく負けてしまいます。音声や画像、回線など「臨場感」に投資をしてこそオンラインお見合いでは成功が近づくので、そこで差がつくとも言えるでしょう。
高収入男性ほど、オンラインに抵抗の無い人が多い
エリート男性ほど婚活やオンラインお見合いに前のめりなのは、単に「仕事で慣れている。使い方をすでに知っている」からだけではありません。たとえばZoomが未経験のエリート男性もたくさんいますが、それでも新しいアプリとして前向きにZoomをスタートして行くメンタリティを多くの方が持っています。
ビジネスの世界でもそうなのですが、いわゆる「デキる」男性ほど「相手の顔を直接見ないと落ち着かない、安心できない、信用できない」という感覚ではなく、「時間のあるうちに婚活をしよう。そしてリモートでできることはリモートでやろう」という、合理的な思考の持ち主であることが多いです。
オンラインお見合いなどの新スタイルの婚活に対して、「これは面白い、そして便利だ!」とプラス面に着目してポジティブに考えて行動する傾向が強いからこそ、仕事面で成功を収めているのだと考えることもできますよね!
婚活を「自粛」してしまう女性側は大損をする可能性あり
「アフターコロナ」に婚活再開しても流れに逆行する?
ここまで「エリート男性ほどこのコロナショックの中、婚活特にオンラインお見合いに前向きになっている!」とお伝えしてきました。その一方女性側の動きを見ると男性同様、「今がチャンスだ!時間のあるうちにオンラインお見合いに乗り込もう」と前向きに動く人も多い一方、「今はコロナで感染のリスクもあるし、親も危ないと言っている。コロナが収まるまでは婚活やお見合いは「自粛」するしかないな…」と後ろ向きに考える女性もそれなりにいるのを感じます。
女性の場合もともと安全志向が強く保守的な傾向が強いとされているので、テレビやニュースの流れそのままに「活動を凍結」するのが良いと考えるのもよく理解できます。しかしもしいわゆる「エリート男性(『普通の人でいいです』…と表現される場合も最近多いのですが)」との結婚を希望して婚活して行く場合、非常にもったいない温度差が生まれることもあります。
「時間のあるこのコロナショックこそ婚活だ! せっかくだしオンラインで効率よく活動しよう!」という男性と、「コロナショック中はみんなに合わせて自粛しよう。オンラインもなんだか怖いな…。落ち着いたら再開しよう!」という女性側とでは、ポジティブとネガティブで大きなミスマッチ(温度差)が起きてくると思います。
今回のコロナショックが落ち着くと、今まで自宅での時間、婚活の時間が取れていたエリート男性の人たちも続々と「仕事漬けの日常」に戻っていくので、もしそこから女性側が腰を上げても流れに逆行することになります。結局は「良い相手と出会えない…」という思いを女性側がしてしまうことにもなるので、ここはぜひ「発想の転換」をして婚活とオンラインお見合いに踏み込んでいってもらえればと思います。
今からオンラインお見合いを始めるメリットも大きい
「アフターコロナ」という言葉を頻繁に聞くと思いますが、今回のコロナ騒動が終わっても生活スタイルの多くは「完全に従来通り」ではなく「新しい形」に変化すると言われています。婚活についてももちろんで、「アフターコロナの婚活」についてどうなるかは諸説ありますが、間違いなく言えることとしては「オンラインでのお見合いがそれなりのウェイトを占めるようになる」ということでしょう。
これは感染リスクを意識した、守りの意味での変化でもあります。しかしもう一つ言えることとしては「多忙極まりないハイステータスな男性とお見合いできる強力なツール」として、オンラインお見合いが注目されるということです。
男性から見れば、もし二人の女性がいたとして片方は「リアル対面でしか会えない。会いたくない」、もう片方は「リアルでもいいがオンラインお見合いでもいいので会いたい」ということであればどうでしょう?男性としては「オンラインで良いなら時間が取れるかな?」と考えることもあるのでやはり、後者の女性がマッチングの上でも有利なはずです。
緊急事態宣言も解除され、「アフターコロナ」も見えてきた今だからこそ、「オンラインお見合いも苦にしない」というアドバンテージを得ることも考えてみてはいかがでしょうか。
読んでいただき、ありがとうございました。