医師と出会うための心構え、また選ばれるためにすべきことはどのようなことでしょうか?どのようなタイプの婚活女性にも理解して頂けるように、実際の出会いのステップの段階を追いながら、以下に解説していきたいと思います。
自分と釣り合う女性を探していることを心得る
そもそも医師の男性はどのようなタイプの女性を求めているのでしょうか?ひとことでいうと、医師のようないわゆる”ハイスペック”な男性は自分のレベルと釣り合う女性を求める傾向があります。一般的な意味では”ハイスペック =収入や学歴などが高いこと”を指しますが、ここで言う「自分のレベル」とは必ずしも年収や学歴や肩書きのことではありません。簡単に言うと「会話のレベルが合うかどうか」になります。どういうことでしょうか?
一人前の医師になるためには、大学入試試験や医師国家試験はもちろんのこと、数々の試練をクリアしなければなりません。さらに専門知識や技術的なことだけに限らず、倫理観や人間性など非常に多くの総合力が要求されるのが医師という職業です。そのため、多くの医師は教養・知性・マナーを兼ね備えており、相手の女性と話が合わない・話が噛み合わないことに対してとても敏感です。さらに自身の忙しさから男女の出会いに対しても効率性を求めるため、「だめだ」と判断したらさっさと次に行ってしまう傾向があります。
ありのままではなく、自助努力を
よって、厳しく聞こえてしまったら申し訳ありませんが、医師と出会いたい、選ばれたい女性側としては「ありのままの自分を受け入れてもらおう、好きになってもらおう」とできるだけ思わないようにしましょう。医師から選ばれるためには、努力することが不可欠だとまず肝に命じることです。
そのうえで、あなたに幸運にも医師との出会いのチャンスが訪れたとしましょう。恋愛に限ったことではありませんが、初対面の方に好印象を持っていただくためには第一印象がなんといっても重要です。いくら性格や人格に自信があるとはいっても、人は初対面の時点でなかなか中身までうかがい知ることはできません。よほど洞察力のある男性でない限り、短時間のうちにあなたの奥深い内面まで見通すことは難しいでしょう。
ですので、服装やアクセサリー、メイクなど細かい部分に至るまで注意深く自己点検することがまずは大切です。髪・爪・肌を清潔にしておく、メイクはナチュラルにとどめておくなど、外見に気を遣うことは次のチャンスにつなげるために欠かせないポイントです。
外見以上に中身が大切
こうしてお相手の男性に外見上ひとまず好印象を抱いてもらったと仮定します。そのステップの後にさらに大切になることは、冒頭で述べた「会話のレベルが合う」ために、とにかく自分自身の中身を磨くことです。
具体的には、教養・知性・マナーの3点を備えておくことが必須事項になります。お相手の男性医師から、これらの要素の内どれか1つでも「欠けているな」と思われてしまうと、お付き合いのステップまで進むことはできないと言っても過言ではありません。
マッチングアプリで出会った男性とデートまでこぎつけたある女性の例を挙げましょう。共通の趣味である映画の話で盛り上がり、お酒も進み、「2回目のデートにも誘ってもらえるかも」と思っていたそのとき。男性から「今は5大商社も大変だよね」と話を振られたそうです。「5大商社ってなんですか?」と聞き返してしまった瞬間から、明らかに男性のテンションが下がったといいます。その後の連絡はフェードアウト。「世間知らずだと思われてしまったと思う」と後日振り返っていました。
この女性の場合、ある種の一般教養が欠けていたことが足かせとなり、お付き合いのステップに進むことができなかったわけです。これは極端なケースかもしれませんが、男性から見て「基本的な常識がない」とみなされてしまうと、どれだけ他の面では素晴らしい女性であり、またせっかく運命的な出会いがあったとしても、あっさり関係を切られかねないということです。
トークやマナーで必要なことと注意点
したがって、普段の生活には全く必要のないように感じられる業界外の知識であったとしても、一般教養やビジネスの知識など通底する基本的な社会常識はある程度抑えておいたほうが良いでしょう。そのためにはトーク術を学んだり、時事ニュースのインプットを日課にしたり、日々内面に磨きをかけることが大切になってきます。
ただし、ここで注意したいことは男性の主幹分野に入り込みすぎないことです。当然のことながら、どんなに頑張って勉強をしたところで相手の男性には及びません。付け焼き刃の医学知識を披露すると「点数稼ぎかな?」と思われてしまい、マイナスに働きかねないこともあります。ですので「それって何ですか?」と聞ける素直さもときには大切です。
また、忘れがちなことですがデート中の何気ない立ち振る舞いから、女性のマナーの有無も見られています。待ち合わせ時間に遅れたり、お箸を正しく持てなかったり、食事中に口を開けて笑ったり、「親に会わせられないな」と少しでも思われてしまう行動はマイナスです。マナーにあまり自信のない方は、関連書籍を1冊読んでみると基本的な所作から美しい立ち振る舞いを身に付けることができるためおすすめです。
年収や肩書きではなく、1人の男性として見ていることを伝える
上記のステップを経て、外面と内面における男性側の基準を達成し、出会った医師と次のステージに無事進めたと仮定します。次に、お相手の男性に心を開いてもらうためにはどうすればよいでしょうか?
そのためには、真心から「1人の男性としてのあなたに惚れている」ということを上手に伝えることが肝心です。概して医師はモテるため、自身の肩書きやお金だけで寄ってくる女性をたくさん経験しています。ただ、彼らも医師であることを除けば、当然ですがどこにでもいる普通の男性です。普段は堅く真面目な職業という社会的な仮面をつけている男性も自分の人柄を見てくれて、楽しくおしゃべりしたり、共通の趣味を楽しめたりすることを心のどこかで求めている方が実はほとんどなのです。
したがって、次の段階として心の距離を縮めるためには「肩書きや年収ではなく、自分に興味を持ってもらえている」「共通の話題で盛り上がれて楽しい」「一緒にいるとなんか落ち着く」と相手の男性に思ってもらうことが必須です。そうすることで結婚にぐっと近づくことができるでしょう。具体的には、お相手の仕事の話や高価な持ち物に食いつくばかりではなく、趣味を聞いてみたり、子どもの頃の夢の話を聞いてみたり、素朴な会話も笑顔で楽しみましょう。
精神的に自立した女性を好む
医師に選ばれるために大切なことがもうひとつあります。それはあなたが「自立した」女性であることです。経済的に自立しているかどうかはまた別にしても、特に最近の若い男性は精神的に成熟している女性を好む傾向があるようです。
ですので、1人でも休日を楽しめること、仕事や趣味に打ち込んでいることを打ち明けられると良いですね。男性医師は仕事が忙しく、付き合っても、結婚しても、平日の帰りが遅かったり、休日も仕事だったり、平日の疲れから休日はほぼ1日寝ていることだってあります。そんなときに「どうしてマメに連絡をくれないの?」「旅行に行きたいのに、どうして休みとってくれないの?」と不満をもらす女性とは、一緒に生活していくことが時間的にも精神的にもなかなか難しいという事情があります。
したがって、あなたはあなた自身で仕事や趣味に打ち込んだり、自分の友人や家族、同僚と休日の時間を楽しむようにしましょう。相手の男性は一緒に頑張れて高めあえる女性を求めているため、女性は「自分の世界」をいかに持っているかが大切です。
医師の男性と結婚したある女性はそのことについて以下のように話していました。結婚式にて、新郎がスピーチをしたときのこと。「僕たちはそれぞれ1人でも生きていけるけど、それでも彼女と一緒にいたいと思えたので結婚を決めました」と語ったのです。従来の結婚のイメージである相手への依存ではなく、結婚してもお互いがまさに自立して生きていこうという決意を示す印象的なスピーチでした。最近の若い男性には、このように相手の女性個人を尊重する考える方が実際に増えているようです。
家庭的な女性である必要性
以上のように女性が精神的に自立することの重要性を申し上げてきました。では逆に、婚活女性が家庭的な側面をアピールする必要はどのくらいあるのでしょうか?一般的には、家庭的であることは結婚を求める女性にとって重要なポイントのひとつであるとされています。その一方、お相手の男性がもし若い方である場合、最近の傾向としては女性に家庭的側面をあまり求めないケースもあるようです。その理由としては、「家庭的であること」を前面に出されると、「養ってほしいってことかな?」「金目当て?」と防衛的に思ってしまうからだそうです。
ですので、現実の結婚生活に欠かせない家事についても、休日に行うくらいがちょうどよいと思う男性も存在するようです。このように、家庭的であることをアピールしたほうがよいかどうかは、相手の男性によっても考え方が大きく異なるでしょう。ですので、相手のニーズをうまく見極めて、アピールの強弱をつける必要があるといえます。
いずれにしてもお付き合いの時期だけでなく、晴れて医師と結婚した後も自分の世界を持ち続けることは大切です。忙しいお相手の男性に不満を持つことなく、男性がいない時間も仕事であれ家事であれ育児であれ趣味であれ、自分の時間をポジティブに自立的に過ごすことが求められます。そのようにして心のバランスを保つことができれば、いつも明るく仲良い家庭を築くことができるでしょう。