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サンセリテ青山
東京・表参道の結婚相談所
東京・表参道の結婚相談所「サンセリテ青山」。男性会員の平均年収1500万円、高収入男性に特化した結婚相談所として多くの会員様をご成婚に導いています。専任カウンセラー制度を採用し、マッチングサイトでは得られない高品位な婚活を提案。初回カウンセリングは無料です。お気軽にご相談ください。

高収入でも専業主婦は希望しない?結婚後も働いて欲しいと考える男性の本音

働く男女

サンセリテ青山で婚活している男性は一般的に見て高収入といえますが、お相手に専業主婦を希望する人はほとんど見かけません(ただし、どちらでもいいという男性はいます)。
サンセリテに限らず、高収入の男性は結婚後も女性に社会で活躍して欲しいと望んでいることが多く、「高収入なのになんで?」と戸惑う女性もいるようです。
今回は男性の本音を知るとともに、女性の現状もお話していきたいと思います。

目次

なぜ結婚後も女性に働いて欲しいのか

共働き家庭

最初に男性の意識と実際の女性の状況について、ワタベウェディングが行った『女性の結婚とキャリアに関するアンケート調査(2019年3月)』から見て行きます。回答者は20~50代の男性400人(各年代100人、子供がいる人と居ない人がそれぞれ半数)となっています。

結婚後も多くの女性が働いている

アンケートによると、「妻に働いて欲しい、働き続けて欲しい」という男性は71.5%という高い結果が出ました。現実を見てみると、希望を上回る9割以上の女性が働いていることもわかりました。大規模な統計という訳ではありませんが、傾向は分かるのではないでしょうか。この結果を見る限り、理想より現実が先行しているといえますね。

結婚後も働く女性の割合

男性が妻に希望する雇用形態と、実際を比べてみると以下のようになりました。男性の希望は「一般の正社員」、「パート・アルバイト」「自営・フリーランス」の順になっています。一方、実際に働いている妻の雇用形態では、一番多いのは「一般の正社員」で同じですが、次いで「管理職」となっています。正社員でバリバリと働いている女性は少なくないと言えるでしょう。産休や育休がそれなりに社会に浸透して、仕事を辞めることなく務める女性が増えたとも考えられます。
一方で男性が希望している「パート・アルバイト」の割合が、現実ではあまり多くないという事が分かります。

雇用形態

女性にキャリアは必要?不要?

女性がキャリアを積むことについて、男性はどのように思っているのでしょうか。この「キャリアを積む」というのは、経験やスキルを身に着けていきどんどん給与や職責が上がることを指しています。アンケートの結果では半数強が「キャリアを積むことは必要」と考えているようです。
必要だと答えた男性にその理由を3つまで選択してもらった結果がその下のグラフですが、一番は「イキイキして欲しいから」となっています。働いている女性「イキイキしている」と見えているというのは、働く女性が多くなり、共に仕事をしていく中で女性の役割を限定して考えないという男性が増えた結果かもしれません。

キャリアは必要?
必要だと思う

反対に「キャリアを積むことは不要」という男性にも3つまで選択してもらったところ、一番多かったのは「自分の給与で十分だから」でした。次いで「子育てに専念して欲しいから」「家事の負担が増えるのが嫌だから」と続いています。ちなみに4番目は「その他」となっていますが、これ以外の理由にどのようなものがあるのか、ちょっと知りたい気がします。

キャリアは不要

男性の考えは二極化している

上記のアンケート結果を見ると、「結婚後も働いて欲しい」という男性には、「バリバリ働いて欲しい人」と「そこそこ働いてくれればいい」という人の2つに分かれるようです。
バリバリと働いて欲しいと希望する男性は「二馬力で働いた方が経済的に安定する」「女性にも自立して欲しい」と考える人が多いようです。高学歴・高収入の男性ほど「女性に頼られるのを嫌う」傾向があるので、これは理にかなっているともいえるでしょう。また高収入男性の中には外的要因(例えば弁護士では依頼人が多かったり、大きな案件があったりすること)で年収が高い場合もありますから、妻も収入が高い方がいいと考える人もいます。

一方「ほどほどでいい」と考える男性は、「自分の給料で生活できるのだから、家事や育児に注力して欲しい」と思っている人が多いのではないかと思います。また次項で触れますが、専業主婦世帯と共働き世帯が同じくらいになったのは今から30年ほど前の事で、ちょうど現在婚活している男性が生まれたのはこのあたりの時期ではないでしょうか。当時はまだまだ専業主婦世帯も多く、「母親は家にいるもの」という考え方を持っている人も少なくないのでしょう。家事・育児に支障が出ない程度なら働いても構わないという感じかなと思います。
ただ、現実には労働者の収入は近年増えていないため、家族を一人で養える男性はそんなに多くないのかもしれません。

女性の専業主婦願望は減少傾向

専業主婦

では、女性の仕事に関する意識はどうなっているのでしょうか。世の中の傾向と意識の変化について見て行きましょう。

専業主婦世帯は確実に減っている

総務省の『労働力調査特別調査』および『労働力調査(特別集計)』によると、1980年代には1,100万世帯以上あった専業主婦世帯が、2020年には571万世帯と約半減しています。今では完全に「共働き世帯」が標準になっていると言っていいでしょう。
確かに、バブルの崩壊後(1990年代)に家計を支えるために働きに出る女性が増えたという事はあるかもしれませんが、グラフの中間あたりでは共働き世帯の数は横ばいに近い状態になっています。急激な変化はバブル期と2010年以降になっていますので、必ずしも「お金のために女性が働くようになった」とは言えないのではないかと思います。

共働き世帯の推移

女性の意識の変化

ソニー生命が発表した『女性の活躍に関する意識調査2020年版』によると、今後(も)バリバリとキャリアを積んでいきたいかという質問に対し、「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた人は全体で34.2%でした。最も意欲的なのが30代で、次いで20代となっています。
しかし、この調査レポートによると「そう思う」と答えた人は2019年の43.3%から9.1ポイントも減少したそうです。これは2016年の水準まで後退したとありましたので、それまでは順調に伸びていたと考えられます。この大幅な減少は、コロナによって今までの働き方が大きく変わってしまったことが原因のひとつではないかと分析されています。

働く意識調査

若い世代では「専業主婦願望」も

上記のグラフでも分かりますが、20代は「バリバリとキャリアを積んでいきたいか」に「そう思う」と答えた割合が30代に次いで高い反面、「そう思わない」人も多い事が分かります。同じレポートの中で、仕事を持っている女性に対して「本当は専業主婦になりたいか」と尋ねたところ、「なりたい」と答えた人は全体では29.8%だったのに対し、20代では実に41.7%と圧倒的に高い数値となっています。全体の数値だけで見れば、2019年は36.7%でしたので「専業主婦を希望する女性は減っている」といえますが、20代に限っては必ずしもそうとは言えないという結果になっています。

専業主婦願望

実際に専業主婦になった女性にもアンケートを取っています。生活全般で見ると、共働き世帯よりも専業主婦世帯の女性の方が満足度は高くなっています。しかし、「子育て後の再就職が難しい(65.2%)」「老後の生活が心配(72.7%)」といいことずくめではないようです。

テレワークでも家事負担は変わらない?

同じ調査の中で、仕事を持つ女性の配偶者が在宅勤務(テレワーク)になった73人に「家事・育児の負担は軽くなったか」と尋ねたところ、軽くなったと答えた人は15.1%と非常に少ない結果となっています。この時期は在宅勤務から約半年後に行われていることから、現在と全く同じとは限りません。普段からあまり家事・育児をしていない男性は、自宅で仕事をするようになっても積極的に関わろうとしないことがうかがえます。
共働き世帯が増えていることを考えれば、男性の意識を変えることが最も重要な事かもしれませんね。

テレワーク

結婚後のキャリアは良く話し合うことが大切

話し合い

婚活では短い間に色々なことを話し合う必要がありますが、女性の就労については二人でよく話し合う必要がある項目であることは間違いないと言っていいのではないでしょうか。

まずはお互いの希望をじっくり聞こう

男性の「働いて欲しい」という希望も理由はさまざまです。まずは相手がなぜ妻にも働いてもらいたいと思っているのかを聞くことから始めましょう。また、ひとことで「働く」と言っても、今の仕事を続けて欲しいのか、派遣やパートでもいいのかといった事も確認する必要があります。
女性側にもキャリアを積みたいのか、できれば専業主婦になりたいのかといった希望があり、一方的に相手に合わせなければならないという訳でもありません。この時点できちんと意思確認をしておくことは非常に大切です。

家事・育児の負担も含めて意見をすり合わせる

家事を積極的に分担していこうと考える男性も増えてはいますが、残念ながらまだ「家事は女性がするもの」という考えの男性は多いものです。中には相手の女性が正社員で働いていたとしても、「女性だから仕事量は少ないはず」「自分より遅くなることはないだろう」と勝手に解釈している男性もいるのではないでしょうか。
また、家事・育児を軽んじている男性が少なくないことも頭に入れておく必要があります。例えば「家事や育児は僕もしっかり手伝うよ」と言う男性がいたとして、「手伝う」と言った時点で当事者である認識が欠けているのでは?と思ってしまいますよね。家事や育児がどれだけ大変なのか、男性だけでなく女性も分かっていないこともあります。
結婚する前からこんな夢のない話を・・・と思う人もいると思いますが、婚活で知り合う場合、交際期間が短いためこういった部分は結婚する前にきちんと話をしておくべきでしょう。お互いが幸せな結婚生活を送るためにも、結婚後の生活をどのようにしていくのかをしっかり話し合い、すれ違いを防ぐことが大切だと思います。

まとめ

男性が結婚後も女性に働いて欲しいと考える理由はさまざまです。その男性が今までどんな環境で育ち、どんな仕事でどれくらい稼いでいるのかという事も大きく影響しています。
相手がどれだけ理想的な男性であったとしても、こういった価値観の相違が大きいと結婚生活に大きく影響してきます。男性がなぜ「女性に働いて欲しいと考えているのか」という部分をしっかり確認することで、女性としても納得行く選択ができるのではないでしょうか。

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