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婚活デートでの割り勘はお断り?脈無しだと思われる?割り勘問題を考えてみた

「婚活ではお金がかかるから、できれば割り勘、せめて少しは出してもらえないだろうか・・・」
「それなりのお店を指定されてご馳走したのに『即お断り』は酷すぎる!」
男性の皆さんは少なからずそんなことを考えているのではないでしょうか。
婚活デートの「割り勘問題」は男性だけでなく、女性も悩む人が多い問題です。最初くらいは奢るけど、いつまで出し続ければいいのかモヤモヤしますよね。
そこで今回は、デートの費用に関するアンケート結果を見ながら、デート費用の負担について考えていきます。男性の気持ちを知りたい女性も、ぜひ参考にしてください。

目次

婚活デートで割り勘はダメなの?

今回は「マッチングアプリ大学」を運営する株式会社ネクストレベルが行った、『デートの飲食代の支払いに関するアンケート』の調査結果を見ながら考えていきます。
※回答者:20~40代の独身男女227名

初回のデートは男性が払うのが基本

始めてのデートの飲食代は、男性が払うのがスマートだと言えるでしょう。これは女性に対して「スマートな印象」を持ってもらうために大切なことなのです。
結婚相談所では「初回のデートは男性が出すようにしましょう」と指導されていることを女性も知っていますので、ここで出さないと「本当にケチな人」「マナーがなっていない」という印象を持たれる可能性が非常に高くなります。また、アンケート結果でも20~30代の男性の半数近くが「男性が払う」と答えています。アプリなどで出会った場合も、他の男性と比較されて選ばれる確率を自分で下げていると言えるでしょう。

ここで注目すべきは、男女ともに30代は20代や40代と異なる傾向がみられることです。全体として男性は「全額または多く出す」ことに違いはありませんが、その割合が低くなっています。一方の女性を見ると、明らかに男性が払うことを期待していることが分かります。30代は婚活をしているメイン層ですから、この考え方の違いは興味深いですね。これは個人的な考えですが、真面目に活動している男性ほど費用がかさむため「できれば女性にも出して欲しい」と思っているのかもしれません。反対に30代男性は売り手市場なので、「女性が少しぐらい出してもいいんじゃないか」と考えている可能性もあります。

2回目以降のデート代は相手次第

2回目以降のデートでは、男性の「全額出す」はぐっと減ります。特に20代では10%近くまで減り、「ほとんど男性が払うけれど女性にも少し負担してもらう」という割合が高くなります。20代はまだまだ所得も低いことが多いため、これは妥当な意見ではないかと考えられます。

30代・40代は「男性が全額出す」という意見は3割程度に減り、「自分が多めに出す」「割り勘にする」が増えてきます。こちらは初回デートと異なり順当な結果といえるでしょう。さらに「交代に出す」という選択肢が入ってきます。割合は少ないものの、これは大きな違いです。また、20代では「女性がメインで出す」、30代では「女性が全額払う」という回答があることも見逃せません。
そして、やはり30代女性では「男性に全額も含めて多く出して欲しい」という回答が飛び抜けて多くなっています。「割り勘」や「交代で出す」もあるものの、払ってもらいたいと考えているようです。

結婚相談所では、本交際までは全額出した方がいいと言われていることが多くなっています。デート代を出すことで好意があることを示すという意味もあるからです。
ただし、女性の態度によっては出したくなくなることもあるでしょう。1回目に支払いをした時に、「それが当然」という態度ではガッカリするのも当然です。財布を出さないまでも、お礼の言葉のひとつも出さないようでは女性側のマナーがなっていないと考えて問題ありません。

なお、女性が割り勘を提案して来たら受けても構いませんが、金額を割って払ってもらうよりも、お茶代を出してもらうといった方法を取る方がスマートです。もし、前回のお礼としてちょっとしたお菓子などを持ってきてくれた場合は、きちんとお礼を言って受け取ればOKです。

交際後のデート費用は割り勘でも大丈夫?

お付き合いが始まった後のデート費用ですが、アンケート結果をみると30代の男性は「自分が全部出す」という人の割合が減っていないのが分かります。これは「交際している女性の方を大事にする」ということなのではないかと考えられます。一方で女性は「割り勘」や「交代で出す」というという人が約半数に。奢りたい男性と割り勘にしたい女性という組み合わせも少なくないため、交際後は二人で話し合って納得のいく方法を考えていくのが望ましいでしょう。

なお、今回ご紹介しているのは飲食代に関することだけです。例えば、ドライブデートのレンタカー代や映画館や美術館のチケット代などについては別に考える必要があります。他にもおうちデートで彼女の手料理を作ってもらうなら材料代などもかかりますし、遠距離恋愛であれば交通費もばかになりません。どちらかに負担がかかりすぎないように、全体としてのバランスを考えることも忘れないようにしてください

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デートの割り勘に対する考え方は男女で異なる

婚活に限らず、デートの費用分担については男女で考え方は大きく異なります。こちらもアンケート結果をふまえて考えていきましょう。

アンケートで見る「デートの割り勘」

アンケートの結果を見ると、最初のデートから交際後まで、男性は「自分が多く出す」と答えている人が多くなっています。一方の女性は、初デートこそ「相手に出して欲しい」という意見が多いものの、2回目以降は僅差ではあるものの「割り勘」など、男性と同額払うことを望む人が多くなるという傾向が出ています。

女性がどのような考えでそう思っているのかは次の章で詳しく見て行きますが、ある程度「男女平等」という価値観が根付き、一定の収入を得るようになったことも大きいのではないかと考えられます。

割り勘に対する女性の考え方

女性が「割り勘」や「交代に出す」を望む理由は以下のような考え方があります。

  • 男性と対等でいたいから(41.2%)
  • 無理をしても続かないから(17.6%)
  • お金のことで揉めたくないから(13.7%)
  • 出すのが当然だから(11.7%)

さすがに今の夫婦関係で「誰のおかげで生活できると思っているんだ」といった発言をしていれば問題がありますが、これは男性の「自分は妻より偉い」といった気持ちが透けて見える言葉ではないでしょうか。デートでも同じで、男性にデート代を多く出されることで「自分が下に見られているような気がする」と感じる人もいるかもしれません。また、お互いが同じように楽しむなら自分も相応の負担をすべきだと考える女性が増えたということもあります。

相手が「割り勘」を望んでいるかどうかは、デートの時に「自分も出そうとする」「割り勘を提案してくる」「次はご馳走する」といった言葉が出てくるかどうかで推し量ることも可能ではないかと考えられます。

一方、「デート代は男性が払うもの」「出してくれる姿が格好いいと思うから」という意見も根強くあります。これも女性の中ではおかしな考え方ではなく、純粋にそう思っていることは間違いありません。他にも、明らかに女性の収入が少ない場合は「多めに出してもらいたい」と考えている場合もあるでしょう。

女性がどのような考え方でデート代を出して欲しいと考えているのかは、リーズナブルなお店を調べてくれたり、デートプランを提案してくれたりといった配慮があるかどうかで見分けることが可能です。

割り勘に対する男性の考え方

男性が「割り勘」や「交代で出す」を望む理由は以下のような考え方があります。

  • フェアな方がいいから(50.0%)
  • 無理しても続かないから(18.8%)
  • 交際後はそんなに頑張らなくてもいいと思うから(12.5%)
  • 金銭的に余裕がないから(9.4%)

最も多いのは「平等に支払うのが一番」ということで、女性の「対等」とほぼ同じだと考えていいでしょう。しかし、ある程度関係がしっかりできてくると、「そんなに頑張らなくてもいいんじゃないか」「自分も余裕がないから出してくれると嬉しい」という気持ちも出てくるようです。男性の方が高収入とは限りませんし、一緒に楽しむのだから出してくれてもいいのでは?という考えもまた自然なことでしょう。

ただ、「男性がお金を出すもの(出して当然)」「自分の方が多く稼いでいる」という考えの男性は少なくありません。これは「自分が余裕があるところを見せたい」という気持ちが強くあると考えられます。また、最初にお話ししたように「付き合っている人は大事にしたい」という気持ちがそうさせるという可能性もあります。

婚活デートは相手を見極める期間であることを意識しよう

婚活デートはただのデートではなく、これから一緒に暮らしていける人なのかを判断する機会であることを忘れてはいけません。その見極めの場であることを強く意識することが大切です。

デートはお互いの金銭感覚や気遣いが良く分かる

デートはプランを立てることから始まります。デートプランを男性に丸投げし、お金も全額出してもらって当然という態度を取られれば、「この人と一緒に生活したらどうなるんだろう?」と疑問に思ってしまうのは無理のないことです。いつも高級な店を指定してくる、高価なプレゼントを要求してくるといったことがあれば、「自分のお金が目的なのか」と思ってしまいますよね。結婚したら様々な物をねだられるかもしれないと危機感が湧くこともあるでしょう。

また、デート中の相手の態度によっては、この人にはお金を出したくないと考えることもあるかもしれません。もしもそのような感情が生まれたら、うまく行くことはまずありませんので相手にも費用の負担を求めてしまうのも一案です。気分が悪い上に、ご馳走した結果、「あなたとは合わないのでごめんなさい」と言われれば腹が立つのは当然ですよね。さすがに婚活でメシモク(食事めあて)という女性は少ないとは思いますが、マナーや気遣いのない女性に対しても下手(したで)に出る必要はない、と考えてもいいのではないでしょうか。

女性の対応の見極めが大切

相手がデートの支払いについてどのような行動を取るのかを見ることは、その女性の金銭感覚を知る手掛かりになります。積極的にデートプランを提案してくれるか、一緒に楽しもうとしてくれるかという点もしっかり確認しましょう。デート代をどうするのかはそれぞれのカップルが決めることなので、一概にこうすべきと言うことはできません。しかし、お互いの考え方をすり合わせてうまくやっていくことができるかどうかは、婚活において非常に大切なことです。

例えば、割り勘でも男性のメンツを保つために、二人の財布を作って同額を入れておくといった方法もあります。飲食代は男性が出し、それ以外のお茶やチケットなどは女性が出すということも可能でしょう。

お金に関する考え方は生活をしていくうえで最も基本的、かつ大切な価値観です。この部分をいい加減に考えてしまうと後でトラブルになってしまうことも少なくないことを忘れないようにしましょう。

デート代は男性が必ず出さなければならない訳ではない(まとめ)

婚活で、デート代を出さないと「ケチな人」とか「女性から脈がないと思われるんじゃないか」と心配する人もいるでしょう。ただ、出してもらって当然と考えている女性ばかりでないことは理解していただけたのではないでしょうか。

大切なのはお互いの気持ちです。デートを重ねて相手を知り、より関係を深められるように努力してください。

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