結婚相談所では会社の社長さんが数多く活動しているのをご存じですか?未婚のエリート会社社長といえば、「モテモテで結婚相談所に入る必要なんかないでしょ?」というイメージを持たれがちですが、実はそうでもありません。
優秀で将来を真面目に考える社長さんほど、最後は結婚相談所でパートナーを求めることも多いのです。サンセリテ青山でも年収1,000万円以上の男性の約3分の1は経営者が占めているという事実があります。
なぜこんなにも結婚相談所には会社経営者が多いのでしょうか。今回はその理由と、望まれる女性像に迫ります。
結婚相談所の高収入男性は経営者が多い
皆さんは日本にどのくらい経営者がいるかご存じでしょうか。そしてなぜ、経営者は結婚相談所に集まってくるのでしょうか。
会社経営者の人数は男性なら人口の5%
税務統計によると平成16年の日本全国の会社数はおよそ250万社、ほぼ同数の社長が存在します。現在も大幅な変動がないとすれば、人口のほぼ40人に1人(学校でクラスに1人程度)は経営者である、ということができます。男性だけで見れば20人に1人(5%)という割合になります。
また以前のコラムでも書きましたが、オーナー社長の平均年収は約3,000万円です。そう考えると、この5%の経営者は「収入ではかなり上位に入る母集団」という事ができます(もちろんピンからキリまでいらっしゃると思いますが・・・)。
高収入者の4割以上が会社経営者という事実
サンセリテ青山でも年収1,000万円以上の約3分の1は「会社経営者」です。国家資格を持って開業している医師や弁護士なども含めれば4割を越えます。男性全体では5%しかいない経営者ですが、高収入のエリート会員では40%もいるのはなぜでしょうか。
会社を経営しているという時点で平均年収が高いので、必然的に会員に占める割合も高くなるというのが理由のひとつです。しかし現場で見てきて言えることは、経営者自身が明確な目的をもって積極的に結婚相談所を利用するケースがあるということが大きいのではないかと思います。
経営者が結婚相談所を利用する理由
会社経営者が結婚相談所を利用するのには、やはり理由があります。ここでは経営者ならではの理由をご説明します。
理想の女性に出会いたい
苦労して現在の収入やステータスを得たのであれば、自分にふさわしい理想の女性と出会いたいと考えるのは自然な事でしょう。これはある意味男性にとっては当然の動機なのかもしれません。そしてそこには「若くてきれいな女性」という意味も多少含まれています。
また、一定の分母を確保したうえで、時間を浪費することなく自分に一番合う相手に高確率で出会いたいという合理的な面もあります。経営者の場合は特に「なかなか婚活の時間がとれない!」という人が多いからこそ、「出会いやすい場所」をためらわずに活用する・・・そういうものかもしれません。
安らげる場所が欲しい
これは多くの高収入男性に言えることですが、小さいころから勉強一筋、大人になってからは仕事に打ち込んで競争を勝ち抜いてきています。そして特に経営者の場合、異性や結婚に向き合う暇もなく会社と仕事で年齢を重ねてしまい、仕事だけでなく自分の帰る場所がほしい、と真剣な思いで来られる人が大変多いのです。
高収入を得るための仕事、特にマネージメント(経営)は、言ってみれば毎日戦場にいるようなもの。日々戦っていくためにも、また人として人生を完成させるためにも、安らげる場所をくれるパートナーがほしい…と渇望しているのです。
社内や仕事関係から選ぶのはトラブルのもと?
高収入の経営者は、結婚相談所に行かなくてもモテモテじゃないの?と思う人も多いでしょう。確かにそういうこともあります。しかし、職場ではよほどイケメンのモテ体質でもない限り、従業員の女性から恋愛対象として見られることは少ないものです。
また、職場や取引先などで異性関係を作ってしまうと社内外の仕事や人間関係に影響が出ることも多いため、真面目な人ほどそういう立場の女性を避ける傾向があります。職場を大切にする経営者であるほど職場で出会うことのリスクを考えて、あえて外からパートナーを探そうとする人が多いのです。
エリート経営者はどんな相手を探しているのか?
実際に経営者の男性会員のサポートをしていると、望む女性のパターンは大きく2つに分かれます。その2つについてご説明していきましょう。
共に成長できるパートナーとなってくれる女性
1つめは自分と悩みや目的を共有し、「もっと現状をよくしていこう!」と協力し合っていける、向上心があり勉強好きな女性です。
これは「仕事を手伝ってくれる女性が絶対に良い」といっているわけではありません。ただ、日々の仕事(経営)は戦いです。プライベートでも仕事のことに頭を支配され、休んだ心地がしないのは経営者に限らずエリート男性の宿命ともいえるでしょう。
そういった状況の中で、自分の人生のスピードについてこられそうだと思ってもらえるのは大きなポイントです。「この人と結婚したら、自分の仕事も成功しそうだ」というイメージが湧きやすいからです。もちろんそれなりの教養や能力があるのに越したことはないのですが、テンポが良くてポジティブな女性はパートナーとして見てもらいやすいといえるでしょう。
家庭を守り、自分を癒してくれる女性
2つめはそれほど多くはないのですが、仕事はしなくていいので、しっかりと家庭を守ってくれる女性です。この場合は夫婦で役割を完全に分けることを前提にしているので、仕事への理解や協力などはほとんど求められません。純粋に女性として、また家庭人として自分を受け止め、癒してくれる存在を求めているケースです。
妻には専業主婦として家庭に専念してもらうだけの経済的な余裕があるからこそ、このように言えるのは間違いありません。
コミュ力の高い女性は好まれる傾向がある
どちらの場合も共通して言えることは、気後れせず自分の言いたいことを話せて、相手の言いたいことを即座に汲み取れるという事です。いわゆる「コミュ力」(コミュニケーション能力)の高い女性は非常に好まれる傾向にあります。
日頃から仕事でいろいろ面接をし、短時間で人を見極める経営者ならではの価値観なのかもしれませんが、例えば面接試験できちんと言葉のキャッチボールができるタイプと言ったらいいのでしょうか。どちらのパターンであっても、結婚後は社長の妻として社内外の人とも交流を図っていくことが大半です。
自分の横にいて恥ずかしくないか、また「さすがは○○さんの奥さんですね!」といわれるような人なのかを無意識にイメージしているのかもしれませんね。
結婚相談所だからこそできる経営者の見極め
女性が経営者と結婚する場合、相手が抱えるリスクを自分で見極めなければなりません。結婚相談所であれば、そのリスクのかなりの部分を減らすことが可能だと言えるでしょう。
結婚相談所を利用する経営者の特徴
結婚相談所を利用するエリート経営者はとても多く、口にされる希望も本当に人それぞれです。しかし皆さんに共通しているのは、「こういう女性に出会いたいから」という目的がすごくはっきりしている事だと思います。
サラリーマンや公務員の男性の場合、同じ高収入でも「親が心配しているので」「親にかなり言われたので活動を開始した」という例は正直なところ少なくありません。しかし経営者の男性はそういったとはまずなく、すべて自分の判断と意思で動いていることがほとんどです。「自分はこういう出会いをしたい、こういう結婚をしたい」というビジョンをしっかり持って活動している経営者さんが多く、それに合った女性が登場した時は話が早いのです。
経営者との結婚は「信用の見極め」が大切
女性側から見ると、経営者の男性を結婚相手として考える場合は「しっかりした見極め」が必要だと思います。会社員
の男性の場合、〇〇という企業に勤めているということ自体が信用となり、親を含めてまわりに納得してもらいやすいと言えるでしょう。しかし経営者の場合、目先の高収入だけに目が行っても色々なリスクを見落としてしまう危険があります。
●収入自体が自己申告だった
●事業の内容自体が誇張されたものだった
●年収は直近では高いが以前はほとんどなかった
●事業や会社の安定に問題があった
こうしたリスクをできるだけ減らして見極めていくのが、経営者男性を結婚相手として考える場合には大切なことです。
まとめ
サンセリテ青山のようなエリート対象の結婚相談所の場合、経営者男性は会社の情報や年収の公式な証明など、入会にあたっての審査や確認はきちんと行われます。まず入り口の段階で信用を担保することもできますし、またカウンセラーを間に挟み、お互いに結婚前提で知りたい事を早い段階で聞き出すこともできます。
経営者の男性との結婚は、刺激的で人生の転機になる一面もあります。相手をよく見極めたうえで踏み出せばリスクも減らせますし、枠にはまらない収入や人生が待っているかもしれません。恋愛結婚など外では「聞きづらいこと」も、最初に聞けてしまうという結婚相談所の利点を活用していただきたいと思います。