今年（2020年）は新型コロナウイルスの影響で、自粛ムードが続いていますね。在宅ワークなど、働き方や生活スタイルも大きく変化し、収入など将来に不安を感じながら日々お過ごしの方も多いと思います。
こうした流れは婚活や出会いの業界にも大きい影響があり、実際「今は婚活やデートを控えよう…」と考えている人が多いようです。しかしその一方である分野での婚活・交際は盛り上がっています。それが今回紹介する「オンラインデート」です。
自粛ブームで婚活・出会いのスタイルが大きく変化
コロナの影響で直接会うことに抵抗がある人が多くなっています。一方でインターネットを利用した「デート」や「お見合い」が盛んになってきているようです。
直接対面型のお見合いやデートは壊滅状態
ここ数か月、私たちの生活スタイルは新型コロナの影響で大きく変化しました。特にデートやお見合いで物理的に利用するようなレストラン・カフェ・ホテルはほぼ休業状態となり、以前のようなスタイルで活動をすることができなくなっています。それ以外のレジャースポットについても「３密」を避ける観点からほとんどの場所が使用できなかったり、マスクが必要になったりしています。つまり従来のように「互いに顔を見て外でコミュニケーションをする」ということはかなりハードルが上がってきているわけです。
婚活の視点からみると、従来型の対面サービス（相談＆登録やデート、そしてお見合い）を利用しようにもなかなかできず、「今登録しても、どうせ会えないから婚活スタートを控えよう」「良い人はいたんだけれども自粛でなかなか会えない…」と考えて消極的になっている人も多いのではないでしょうか。もしくは「今は婚活などではない。生活や収入、そして命を守るのが優先だ！」と先延ばしにしている人も多いかもしれません。
しかし、いわゆる高収入・エリート層に限れば、婚活やデートで活動をしている人はむしろ増えている感があります。
「外を歩いている人が減っている＝婚活やデートをしている人も減っている」という印象を持つ人が多いかもしれませんが、それは誤解以外の何物でもないと感じています。
この時期、盛り上がっている出会いや婚活のスタイルは
この時期の出会いや婚活の活路は「オンライン」です。
「オンライン飲み会」という言葉をSNSなどでもかなり見かけます。そんな中で「オンラインデート」や「オンラインお見合い」という言葉を聞いたことのある人も多いでしょう。今の時期ネットで検索すると、かなり大量の情報が出てきます。それだけ「オンラインデート」が盛り上がっているということですね。
自宅にPCやスマホがあれば十分に実現できる形のデート形式なので、婚活などでも間違いなく「今の時期主流」となっていると思います。
最近は婚活アプリや結婚相談所などでも「オンラインデート」「オンラインお見合い」というサービスをするところが増えてきています。さらに「最初の問い合わせ、登録作業からゴールインに至るまでのサポート」を全てオンラインで完結できます、というサービスも少しずつ出てきました。
そういったサービスや相談所には、多くの人が関心を寄せている様子が見て取れます。こんなご時勢でもオンラインでデートや婚活をしている人は「いるところにはいる」のではなく、「そちらが主流になり従来よりも活発だ」と考えるのが正解だと考えた方がいいかもしれません。
自粛ブームの中でも逆に活発な婚活スタイル
オンラインを上手に利用できる人たちは、従来とはまた違ったスタイルで婚活を進めているようです。
オンラインデートに活路あり
オンラインデートというと、「一応会話はできるけれども対面のように楽しめない」「デートの代用くらいにしかならないのでは？」と考える人が多いのではないでしょうか。
ただ、今まで多くの企業は「在宅ワークなんてできるわけがない。仕事にならない」と思われていました。しかし実際にやってみると「在宅で仕事が回ることも多い。逆に今までの能率（生産性）は何だったんだろう」と思うことも多いはずです。
確かに日本では「人は直接会ってこそお互いを分かりあえる」という考え方が主流でした。しかし冷静に「会って話す」ということの定義を考えていくと、その場に共にいる必要はなく、お互いの顔（表情など）を見て話せればいいのでは？」ということに気づくと思います。
オンラインデートの基本的なスタイルとは
オンラインデートはPCやスマホなどで、Zoomやスカイプなどのアプリを利用して「自宅に居ながら」相手とつながり、話したりすることです。もちろんこの形式でお見合いをすることもできます。オンラインデートではどんな風に過ごすかというとこんな感じです。
・普通に話をして過ごす。
・同じ映画を見て、感想など色々な話をしながら楽しむ。
・お互いにフードやドリンクを持って来て、画面の前で食事をしながら過ごす。
・オンラインゲームなど、絡めるアプリやゲームで盛り上がる。
・料理作りなど、どちらかの作業をライブで流しながら話す。
最初は「そんなの画面の前のごっこ遊びじゃないか」と抵抗のある人もいるようですが、実際にやってみるとかなりの臨場感があり、「普通にカップルが合う時と同じようにする」ことはかなりできると言えるでしょう。
オンラインデートならではのメリットもある
オンラインデートは「外出することなく安全に会うことができる」ので、感染から身を守ることができます。その上、オンラインデートにはそれ以外にも「普段どんな生活をしているのか」という部分を見ることもできるのです。また「何を見せたいか」ということを自宅でコントロールできるので「家庭的な面をアピールしたい」「どんな服や物を持っているか知ってほしい」など、外ではできない面を見せることも可能です。うまく使えば、相手に「実際に会いたい！」という気持ちを強く持ってもらうこともできるでしょう。
移動時間や外でのデートにかかる費用の節約にもなりますので、「自粛ブーム中の代用手段」ではなく、「アフターコロナを見据えると主流のデートスタイル」というポジティブなイメージを持つことが大切ではないでしょうか。「今のうちに、オンラインデートを経験する、慣れる、使いこなす」ということがその後に大きなメリットになるかもしれませんね。
オンラインデートに積極的な人たちとは
もともとカップルだった人が使うイメージのオンラインデートですが、お見合いなどで新たにそのメリットに気が付いて利用しようとする人は多くなるのではないかと思います。これは推測ですが、オンラインデートを積極活用する人は以下のような人だと考えられます。
・前向き、ポジティブに「ピンチをチャンス」と考える人
・先入観に縛られず、新しいものに積極的な人
・婚活意欲が高い人
・ネットなどの環境に時間やお金を投資できる（面倒くさがらない）人
こう考えると、「今オンラインデートで動いている人たち」は結婚相手を探すのに、「良い人が集まっている傾向があるな」と考えているのではないでしょうか。
高ステータスの人に婚活をする時間が生まれている
最近新規の男性の方から、「会社が在宅ワークや臨時休業になって、時間ができたので婚活をしようと思います」とよく聞きます。一般には年収の高い「高ステータス男性」は普段とても忙しいので、デートや婚活をする時間は取れないものです。「今は仕事が忙しいので婚活どころではなくて…そのうち落ち着いたら…」というのが定番のセリフなのですが、今回は事情が違うようです。
在宅ワークなどでは、会社から不要な外出を禁止されているケースも多いようです。それを逆手にとって、「せっかく時間ができたので今のうちに何か活動をしておこうかな」というポジティブな発想からオンラインに乗り込んでいる人も多くなっているように感じます。
一方で女性を中心に、どうしても「オンライン＝怖い」という先入観に支配されてしまい、オンラインでのデートや婚活にまだまだ消極的な声も聞かれます。
しかし「活性の高い（積極的な）」人から順に乗り込んでいるこのオンラインデートについて、進んで活用していくのか、それとも見送るのかは「アフターコロナ」を見据えても大きな違いが出ると思いますので、是非積極的にしていくことをお勧めします！
