いざ婚活を始めよう！と思っても、最初に悩むのはプロフィールの作成ではないでしょうか。どう書けば多くの人が見てくれるのか、効果的なアピールになるのか困ってしまうことも多いはずです。
エントリーシートのように学んできたことなどを書くのとは違いますし、中には自己紹介自体が苦手という人もいるかもしれません。
今回はプロフィール作成のポイントを例文と共にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
婚活のプロフィールに必要なことと注意点
最初に、プロフィールを書く際の基本的なことについてご説明します。
プロフィールに書くべき内容
特にフォーマットが決まっていない場合、プロフィールに載せておきたい「最低限の項目」は以下の5つです。
- あいさつ（最初と最後）
- 登録した理由
- 職業
- 趣味（休日の過ごし方）
- 出会いたい人や理想の結婚生活
記載するときに注意したい点
内容が充実していても、読みにくい文章や言葉遣いは敬遠されがちです。ここでは気を付けたい部分について説明します。
文字数は300程度がベスト
多くの人がスマートフォンを使用しているため、長いプロフィールは読んでもらえない可能性があります。画面の関係で折り返しが多くなることから、要点を押さえて長々と書かないように気をつけましょう。大体300文字程度を目安にするとおさまりが良くなります。
項目にタイトルはなくて構わない
職業や趣味などを分かりやすくするために、最初にタイトルをつける人もいます。ダメではありませんが、わざわざ書かなくても改行すれば読みにくいことはありませんし、文字数がその分増えてしまうのでなくてもOKです。
年齢に合った言葉遣いを心がける
年齢に合った洋服があるように、言葉遣いにも年相応というものがあります。基本は「です・ます調」がベストでしょう。ただし、「～ですね」といった書き方は柔らかさが出るので使いすぎなければ大丈夫です。なお、30代で絵文字を多用していては「大人らしい落ち着き」や「しっかりした感じ」は出せません。若い人に見てもらいたいからと使い慣れない物を使うより、しっかりした文章の方が好感を持ってもらえるはずです。
婚活用プロフィールの記載例
では、具体的なプロフィールの例文を見て行きましょう。自分に合わせて修正して使ってみてくださいね。
あいさつ文
最初に必ずあいさつ文を入れましょう。いきなり本題から入るのは失礼ですし、マナーがなっていないと思われてしまいます。
- プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
- 数あるプロフィールの中からご覧くださりありがとうございます。
- たくさんのプロフィールの中から目を留めていただきありがとうございます。
登録した理由
結婚相談所であれば登録理由を書く必要はありません。しかし、アプリの場合は恋人を探している人も少なくないので、最初に「婚活目的」だとはっきり書いた方が相手にも本気度が伝わります。「いい人がいたら結婚したい」と書くのは積極性に欠けるとみられる場合があるので避けた方が無難です。
- 結婚を前提に真剣なお付き合いをしたいと思い登録しました。
- 真剣に婚活をするため登録しました。
- 家と職場の往復で出会いがないため、こちらで結婚につながる出会いを見つけたいと思い登録しました。
仕事について
仕事について注意したいのは「どんな会社で何をしているのか」です。例えば「商社勤務です」よりも「商社で営業の仕事をしています」の方が、相手にイメージが伝わりやすくなります。また、仕事の忙しさや自分が頑張っていることを添えると、より相手に興味を持ってもらえるでしょう。ただし、「仕事では大きなプロジェクトを任されている」などと書くと、自慢話に聞こえてしまう可能性があるので謙虚さを忘れないようにしてください。
- 都内の食品メーカーで営業事務をしています。営業担当者が動きやすいように、資料作りや電話対応などを丁寧にこなすように心がけています。
- システムエンジニアをしており、数か月単位でお客様のオフィスに在籍して仕事をしています。オフィスの場所によっては通勤時間が長くなることもありますが、いろいろな場所で仕事をするのが自分には合っているようです。
- 電機メーカーで設計の仕事をしています。多くの関係部署とのやり取りは大変ですが、自分たちで設計した商品が実際にたくさんの人たちの生活に役立っているのを見ると、また頑張ろうと思えてきます。
趣味（休日の過ごし方）について
趣味についても「趣味は○○です」だけでなく、「どのくらいの頻度で行っているのか」「なぜ好きなのか」といったことも描いておく方がいいでしょう。中には「忙しくて趣味らしいものは何もない」という人もいるかもしれませんが、「趣味はありません」と書くのはNGです。趣味の項目は見た相手が自分に興味を持ってもらえる絶好のアピールポイントなので、普段良くしていることや興味があることなどを書くのがおすすめです。
なお、「アイドルの追っかけ」や「美少女フィギュアの収集」など、あまり異性から好まれないことは書かない方が無難です。
- 仕事帰りや休日など週に2回ほどジムに通っています。筋力がついて体が冷えなくなり、風邪を引くことがほとんどなくなりました。体力をつけてホノルルマラソンを走ってみたいと思っています。
- 読書が好きで最近では通勤時間にタブレットで本を読むようになりました。ジャンルにこだわらず読んでいますが、特に村上春樹が好きです。面白い本を勧めあったりできるといいなと思っています。
- 晩酌でビールを飲むことが多いのですが、東京で行われるビールの祭典「オクトーバーフェスト」に行ってみたいと思っています。一緒に楽しんでくれる方がいたら嬉しいです。
出会いたい人・理想の結婚生活について
最初から「大卒以上で知的な話ができる方」や「専業主婦になりたいので年収が800万円以上の方」といったことを書くのは止めておきましょう。具体的なのは良いですが、このような条件をバンッと出してしまうと「自分の都合のいいことばっかり書いている人」と思われかねません。自分の条件に合わない人は申し込みやいいねが来た時に選別すればいいので、ここでは相手に望む人柄やこんな家庭を作りたいということを書いておきます。間口が広くなるため、「お金目当てではなさそう」「人柄を見てくれる人かな」という好条件の男女から声がかかる可能性が高くなるはずです。
- アウトドアが好きなので、子供と一緒にBBQやキャンプなどを一緒に楽しんでくれる方とお会いしたいです。
- お互い気になる部分があっても、気遣いながらしっかりと向き合って話ができる方と、信頼し合える関係を築いていけたらいいなと思っています。
プロフィールの例文集
ここでは実際のプロフィールをご紹介します。前項までの内容をまとめるとこのようになりますので、全体のイメージを掴み、自分に合うようにアレンジしてください。
例文①（312文字）
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
結婚を前提に真剣なお付き合いをしたいと思い登録しました。
仕事は都内の食品メーカーで営業事務をしています。営業担当者が動きやすいように、資料作りや電話対応などを丁寧にこなすように心がけています。
仕事帰りや休日など週に2回ほどジムに通っています。筋力がついて体が冷えなくなり、風邪を引くことがほとんどなくなりました。体力をつけてホノルルマラソンを走ってみたいと思っています。
体を動かすことが好きなので、結婚して子供ができたら一緒にキャンプやBBQをしたりして、アクティブに楽しめる家庭を作りたいと思っています。
興味がある方はぜひ「いいね」をしてくださいね。どうぞよろしくお願いします。
例文②（331文字）
数あるプロフィールの中からご覧くださりありがとうございます。
家と職場の往復で出会いがないため、こちらで結婚につながる出会いを見つけたいと思い登録しました。
私は電機メーカーで設計の仕事をしています。多くの関係部署とのやり取りは大変ですが、自分たちで設計した商品が実際にたくさんの人たちの生活に役立っているのを見ると、また頑張ろうと思えてきます。
晩酌でビールを飲むことが多いのですが、東京で行われるビールの祭典「オクトーバーフェスト」に行ってみたいと思っています。一緒に楽しんでくれる方がいたら嬉しいです。
お互い気になる部分があっても、気遣いながらしっかりと向き合って話ができる方と、信頼し合える関係を築いていけたらいいなと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
例文③（271文字）
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
真剣に婚活をするため登録しました。
私は弁護士で中堅の法律事務所に勤めています。現在まで同じ事務所で経験を積んでいますが、将来は司法修習（司法試験に受かった後の研修期間です）時代の友人と事務所を設立しようと話しています。
温泉が好きで休みの日には車で各地の温泉を巡っています。趣味が高じて「温泉ソムリエ」の資格も取ってしまいました。メインは温泉ですが、日本各地の美味しい食事やお酒も楽しんでいます。
年を取っても二人で仲良く旅行ができるような方と出会えたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
自己PRだけで全てを知ってもらうのは難しいですが、興味を持ってもらえなければ出会いもありません。短い文章の中でも、「自分の人となり」と「出会いたい相手」についてまとめることが大切です。年収・学歴・容姿もアピールポイントですが、それだけではいいご縁を掴めるとは限りませんので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
なお、プロフィールは一度作ったら終わりではなく、状況が変わったり反応が薄かったりした場合には書き直すことも可能です。相手に実際に会うことができたら、どういった点に興味を持ったのか聞いてみるといいでしょう（これでお見合いや最初のデートの話題がひとつ増えます）。試行錯誤しながら、素敵なお相手を見つけてくださいね。
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