「結婚する気がないと言っていたのに、別れて半年もせずに元彼が婚約していた…」
「自分ではなぜダメだったのか、その理由が知りたい」
長く付き合っていたのに、彼がなかなか結婚に同意してくれずに別れたものの、その後すぐに出会った人とスピード婚していたという話は良くあるようです。
一緒に居た時間が長いほど情も湧き、納得いかずにモヤモヤしたり、なぜ自分ではダメだったのかと落ち込んだりするものではないでしょうか。
今回は、男性が口にする「今は結婚する気がない」という言葉の意味と、その後のスピード婚の理由を考えていきます。
「今は結婚する気がない」は嘘なのか
付き合いが長くなりお互いがいい年になれば、そろそろ結婚の話が出てもいいんじゃないかと思いますよね。
なのになぜ、相手の男性は結婚に後ろ向きな態度を取るのでしょうか?
結婚に対するお互いのテンションが違い過ぎた
結婚したい女性と、何となく「まだ結婚しなくてもいいんじゃないか」と考えてしまう男性の組み合わせの場合、男性が女性の迫力に腰が引けてしまうことがあります。
女性はどうしても妊娠・出産のタイミングを考えてしまうので、あまり遅くならない時期に結婚したいと望む人は少なくありません。しかし、男性にはあまりそのようなことを自分のこととして捉えられないことも多く、自分の仕事や趣味を優先してしまいがちなのです。そういう状態で女性が何度も結婚について話したり、結婚を匂わすような発言をしたりすると、男性としては窮屈に感じて面倒臭くなってしまいます。
そもそも、この人と結婚しようと思っていれば男性も積極的に動くものです。あまりにしつこく言われると気持ちが冷め、「この人とはないな」と思われてしまう可能性が高くなります。
何かが違うと感じていた
女性の言動などから「あれ?この人こんなこと考えているのか…」と違和感を感じているケースもあります。
女性のことが嫌いになったわけではなくても、おや?と思うことに遭遇する度、「結婚して一緒に生活していくとなるとちょっと違うかもしれない」ということが「何となく」から「確信」へと変わっていくのです。
付き合いが長いということは、お互いの良いところも悪いところも良く知っているということですから、そこできちんと話し合えば問題はなかったのかもしれません。しかし、女性側が話を聞いてくれない場合や男性が我慢してしまう場合などでは、どちらかが「何か違う」「これはどうなんだろう」ということをため込んでしまいます。
相手のことが好きであっても、お互いに譲れない部分というものがあります。これから一生一緒に暮らしていくことを考えたとき、「この人は違う」と判断されてしまうのかもしれません。
なぜ結婚に踏み切れないのか考えているうちに答えが明確になった
女性が結婚したいと思っていて、それは男性も分かっているのに「なぜ結婚しようと言えないんだろう」と自問自答した結果、自分の求める「結婚の形」や「求めるもの」が明確になることもあります。
おそらくそれまで、このまま結婚するのかな…などとぼんやりと考えていたものが、彼女から「結婚」という言葉を突き付けられたことで改めて具体的に結婚生活を思い描き、自分が大事にしたいポイントがはっきり見えてくるのです。そのとき、「今の彼女とでは実現できないという結果に思い至った」ということもあるでしょう。
妊娠・出産という明確な時期がない男性は、将来設計を漠然と考えている傾向があります。一方で本気で結婚を考える男性は女性よりも理論的に思考を組み立てているのかもしれません。
結婚と言われることが面倒になった
自分はあまり乗り気でないのに、何度も「結婚してくれないの?」「私のことが嫌いなの?」「どこが悪いのか教えて欲しい」などと言われて面倒になってしまったということも考えられます。
どんなに好きな人でも、そう何度も言われると嫌になりますよね。嫌な気持ちは増殖しやすく、ちょっとしたことに拒否反応が出てしまうことも。そのうち「顔を合わせるとまた何か言われるかもしれない」と思ってしまい、デートの回数を減らしたり同棲中の場合は帰る時間をずらしたりするようになるかもしれません。
こうなると、別れるのは時間の問題ということになります。
元彼が次に出会った女性とあっさり結婚する理由
結婚する気がないと言って別れたのに、すぐ次の恋人を見つけてあっさり結婚してしまう男性は少なくありません。
なぜこのようなことが起きるのか、考えられる理由を挙げてみます。
彼女と別れた後にさみしかったから
「今は結婚するつもりがない」といって別れたものの、実際別れてみたらひとりでいることに寂しさを感じ、とりあえず新しい出会いを探す人は少なくないのではないでしょうか。
当然ですが新たに出会った女性は前の彼女ではありませんから、とても新鮮な気持ちで交際できるのかもしれません。そして、その女性が思った以上に一緒にいて居心地がいいと「この人となら一緒に暮らしてもいいかな」と思い、あっさり結婚してしまうのです。
テンションが違いすぎたり、結婚についてしつこく言われたりするのが嫌だと感じた男性も、一度別れたからこそふたりで居ることの良さを感じるのかもしれませんね。
前回の反省が活きるから
相手に感じる違和感や、自分が求める結婚相手像がはっきりして別れた場合、次の恋愛で以前より明確な基準で交際相手を探すこともあるでしょう。
結婚自体を嫌だと思っているわけではないため、「自分の基準を満たす人がいたら次は結婚しよう」という目で女性を見ることにより、探し方も以前とは大きく異なってくるはずです。そんな中でいいと思った女性に出会ったなら、今度は積極的にアプローチしていくので結果的に結婚まで早くたどり着くということになります。
しっくりくる相手に出会ってしまったから
同じ人と長く付き合ったということは、それなりにコミュニケーション能力も高くなっているはずです。また、同棲を経験した人ならば、家事分担など「誰かと一緒に暮らすこと」についても理解が深くなっています。
前の彼女と別れて次の相手とは、そういったコミュニケーションスキルが大いに発揮され、また「ふたりで生活していく」という部分についても建設的な話ができるのではないでしょうか。その結果、よりお互いの結婚観や生活感などのすり合わせがうまく行き、「この人とならきっとやっていける」という結論に早くたどり着けるのかもしれません。
そういった意思の疎通がスムーズに進むことでお互いが「この人といると楽しい」「居心地がいい」という気持ちになりやすくなり、「何となくしっくりくる相手」と認識するのかもしれません。
プロポーズを逃すNG行動
「長く付き合ったのだから結婚して欲しい」と思う女性は多いはずです。しかし、どう伝えれば相手の男性に結婚を意識してもらえるのか悩ましいところですよね。
最後に男性の気持ちが離れて行ってしまう可能性が高い言動を挙げてみました。
結婚を急かす・意識させる行動を行う
ストレートに「いつになったらプロポーズしてくれるの?」といった言葉は男性をドキリとさせます。もちろんそれで結婚を意識する男性も少なくないでしょう。
ただし、頻繁に言われればうんざりするのは間違いありません。特に「まだ気持ちが固まっていない」「もう少し待って欲しい」という発言が出ている時は、しつこく言うと嫌われる可能性が高くなります。また、いかにも結婚を意識させる行動(仲良さげな家族連れを見て「ああいうのに憧れるんだよね」などと言う、など)を露骨に繰り返すのも逆効果です。
言うのもするのもさりげなく、しつこくない程度に抑えておきましょう。
相手が怒る・困る行動を繰り返す
例えば金銭感覚のずれや常識外れの行動などで、男性から「それは直した方がいいよ」などと言われたことを無視して繰り返してしまうと、「この人とは一緒にやっていけない」と思われてしまいがちです。
結婚をしたがっているのに貯金をせずに浪費をする、デート代や同棲中の生活費を男性に押し付ける、食べ方が汚かったり極度の偏食があったりするなど挙げればきりがありませんが、男性が不満そうな顔をしている場合は注意が必要です。
感覚が合わないことは一緒に暮らしていくうえで大きなストレスになります。毎回注意し続けたり恥ずかしいと感じたりすることは決してプラスにはならないでしょう。
結婚生活はふたりが協力することで成り立つものなので、自分の意見ばかりを押し付けてしまうと相手が無理だと判断するのは当然です。
結婚に関する価値観が合わない
「結婚したら絶対に専業主婦になる」「あなたが転勤したら別居する」など、本来ならばふたりで考えて結論を出すべきことを勝手に決めてしまうのもいい事とは言えません。「どこで暮らすか」「仕事はどうするのか」「子供は作るのか」などはどちらか一方が決めてしまっていいものではないからです。
お互いが自由に意見を言うことはとてもいいことですが、自分の意見を曲げずに相手の意見を全く聞き入れないのではコミュニケーション以前の問題です。
相手への依存度が高い
「付き合っているのだから、自分のお願いを聞き入れてくれるのが当然だ」と思っているのだとしたら、それは大きな間違いです。好きだからといって、相手が何でもかなえてくれると思ってはいけません。「料理が下手だからお願いしてもいい?」とか「今日は疲れているから代わりにやってくれる?」など、最初やたまになら許されても、毎度のことになればさすがに嫌になりますよね。度が過ぎればそれは単なるわがままや甘えです。
男性は女性に甘えられるのが好きだといっても依存されたいとは思っていませんし、むしろ精神的に自立している女性の方が好まれる傾向にあります。
まとめ:結婚にたどり着くかどうかは女性次第の面も
確かに、本当に結婚する気がないという男性は存在します。
ただし、その男性も気持ちが変わる可能性がないわけではありません。
その点の見極めは難しいですが、普段の行動によって自ら可能性をつぶしてしまっているかもしれない…と考えておくことは大切ではないでしょうか。
全て相手に合わせればいいというものではありませんが、相手の意見を尊重し、ふたりで考えて行こうという姿勢は男性にも好ましく見えるものです。「長すぎた春」にしないために、自分の行動を考えてみるのも決して無駄ではないはずです。
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