婚活では「金銭感覚」が近い、共感できる部分が多いということは非常に大切なことです。お見合いやデートで相手の金銭感覚をチェックしている女性は多いでしょう。
もし、どこかのタイミングで「この人ケチだなぁ」と思われることがあれば、せっかくのチャンスを逃している可能性が高いと言えます。
今回は女性が「ケチな人」と感じる男性の行動をまとめてみました。心当たりがあったら要注意です。
ケチと倹約は大きく違う
倹約家とケチは似ているようにも見えますが、実は全く違います。具体的にはどう違うのか、まずはそこから見ていきましょう。
ケチと倹約の違い
倹約を辞書で引くと「無駄を省き、費用を切り詰めること。節約。」と出てきます。ここでのポイントは「無駄とはなにか?」ということでしょう。
無駄遣いをしないのは良いことです。浪費家は決して褒められたものではありませんし、結婚相手としては最悪と言えます。しかし、何でもかんでも無駄だとしてしまうのも問題です。簡単に言えば「使うところには使い、締めるところは締める」というのが本来の倹約と言えます。
人によって無駄の基準は異なりますが、「人付き合いにお金を出し渋るのはケチ」という認識が一般的なのではないかと考えられます。仕事に絡む懇親会、恋人とのデートや友人との付き合いなどを「無駄」と考えるのは、自分さえよければいいという考えの表れではないでしょうか。
ケチな人ほど自分のためにお金を使う?
高収入で身なりもよく、持ち物などにも気を使っているのに、他人のためにはお金を使わないという人もいるようです。自分には使うのに他人には使わない…となると、全ての部分でケチな人より女性はモヤモヤしてしまうものかもしれません。高級な腕時計を自慢していながら、女性へのプレゼントが2~3千円の安っぽいものだったとしたら相手はどう思うでしょう。おそらく「私にはお金を出す価値もないと思っているのね!」と愛情を疑われても仕方がないのではないでしょうか。
こういう男性は、女性の期待値を自分が上げていると気付くべきでしょう。高額なものをプレゼントして欲しいと思っていなくても、扱いの差にがっかりするのは間違いありません。
「ケチな男性」と思われる行動とは?
それでは、どのような言動が女性から見て「ケチ」に見えるのか、その実例を挙げてみました。自分はしていないかどうか、チェックしてみてくださいね。
支払い時に領収書をもらう
お見合いやデートの時に、払ってくれるのは嬉しいけれど実は領収書をもらっていたら女性としてはがっかりですよね。領収書と言えば会社の経費で落とすときに使うものです。
男性にとってデートは仕事の一環なのか、はたまたできるだけ自分で払いたくないのか…。という前に、仮に会社の経費で落とすのであれば、たとえ金額が小さくても横領です。会社の備品を自宅に持って帰るのと同じです。
ポイントを貯めるためにカード払いをする
割り勘OKという女性も増えているようですが、女性から現金をもらってカード払いする男性の中には「ポイントを貯めたいから」という何ともセコい理由の人もいるようです。女性同士でもこういう人っていますよね。
カードを使うことは問題ありませんが、目的がポイントを貯めるためだと思うとちょっとなぁ…と感じてしまう人は少なくないでしょう。「今日は私が出しますね」と言っても、「お金をいただければ僕が払っておきますので…」などと返されたら「じゃあ全部払ってよ!」と言いたくなること間違いなし、です。
交通費を払いたくないので歩いて移動しようとする
都内であれば、目的地まで少し時間はかかっても歩いて移動することが可能な場合は少なくありません。でも「近くだから歩いて移動しよう」という男性は、女性がおしゃれをして少し高めのヒールのパンプスを履いているかもしれないなんて考えもしない場合もあります。
舗装されているから大丈夫でしょう?と考えがちですが、そもそもパンプスは長い距離を歩くための靴ではありませんし、歩道の段差や溝・タイルの継ぎ目などの隙間に足を取られることも珍しくないのです。
少し遠くにある駐車場の方が安いから、近くに停めないというのも女性から見れば「ケチ」「配慮がない」と見えてしまいます。
クーポンが使える店にしか行かない
多くの飲食店ではいろいろなグルメサイトなどで予約すると、割引してもらえたりドリンクが追加になったりとお得に利用できますよね。ただ、お店によってはそういったサイトに登録がない場合もあります。
女性に「このお店が気になっていて行ってみたい」と言われて調べてみたら、クーポンや特典がなかったので「その店よりこっちにしよう」と意見を聞き入れてくれないとしたらどうでしょうか。なぜダメなのか聞いても納得する答えが返ってこない場合、このような理由があることも考えられます。
また、支払い時に堂々とクーポンコードを見せている姿を見せていたり、クーポンで〇〇円安くなったなどと言う男性も人によっては残念だと感じることもあるでしょう。
交際成立後の初デートでファミレスを選ぶ
お見合いで交際が成立した後の最初のデートでは、男性が支払いをするのが一般的です。しかし、仮にも結婚相談所に登録している男性の初デートがファミレスでは女性の気持ちも一気にしぼんでしまいます。これはアプリやパーティーでカップルが成立したときも同じではないかと思います。
ある程度お付き合いが長くなってお互いがファミレスOKであれば問題ありませんが、お給料をもらっている大人の男性がファミレスを選んだ時点でかなり残念な人と思われてしまうでしょう。
自宅デートばかりしたがる
休みの日はゆっくり過ごしたいからと、どちらかの家(大抵は女性の家)で過ごそうとする男性も多いようです。もちろん、それ自体が悪いわけではありません。しかし、男性が家に来るのなら片付けなどをしなければなりませんし、洗濯物の部屋干しもできなくなってしまいます。そのうえ、材料を買い出しに行き料理を作るのも女性で、材料代も全く払わないということが続くのであれば「この人はうちにご飯を食べに来ているの?」と疑いたくもなります。
もし、「これからは材料代を払ってね」とか「自宅を提供してるんだから、夕飯のウーバーイーツ代はあなたが払って」などと言って来たら、相手の男性はケチ確定です。
1円単位まできっちり割り勘にする
割り勘については人それぞれ考え方が異なります。若い人ほど割り勘に抵抗がないと言われていますが、さすがに1円単位まできっちり割るのはどうかと思う人が圧倒的に多いのではないでしょうか。
また、明らかに男性の方がたくさん飲んだり食べたりしているのに、同額を請求されたら「そのくらい配慮してよね!」と思いますよね。他にも「会計は別々で」などと言われたら、出かけて損したと考えてもおかしくないかもしれません。
自由に取れるものは持って帰る
カウンターや砂糖やミルクなどを自分で取って使うタイプのお店で、必要以上に持ってきて自宅に持って帰る人が時々います。見ていてセコいなぁ…と思うことはありませんか?
「ご自由にどうぞ」は「必要なだけ使ってください」という意味で、それを自宅に持って帰るのは違うんじゃないのと思わず首をかしげてしまいますよね。スーパーのビニール袋を大量に持ち帰る人や、回転寿司のガリやラーメン屋のトッピングなどをここぞとばかりに使う人も同じです。お店にとっては迷惑行為以外の何物でもありません。一緒にいる方が恥ずかしくなってしまいます。
店で飲み物や食べ物のどちらかしか頼まない
レストランやカフェなどはデートの定番ですが、こういう場所では相手のケチ具合が良くわかる場所でもあります。
前出のスタバのような店で、自分は飲み物しか頼んでいないのに女性が注文したフードを「ちょっともらえる?」などと言って半分以上食べられてしまった…などと言う経験をした女性も案外いるかもしれません。
また、レストランに入って食事は頼むもののドリンクは「水」だったり、1品頼んで二人で分けようとしたりするような男性だったらどうでしょうか。ケチもここまでくると呆れてものも言えないですよね。
別れるときに今までの費用を返せと言う
残念ながらお別れすることになったとき、女性に対して「今までのデート代や贈ったプレゼントを返して欲しい」という男性も中にはいるようです。結果はどうあれ、その時に楽しんだり気持ちを込めて贈ったりしたものを返せと言ってくる精神が分からない、と言ったところでしょうか。
振られた腹いせかもしれませんが、心が狭すぎます。別れて正解だったということでしょう。
まとめ
ケチな男性の行動を見ると、考え方が「自分中心」であるように思います。相手にも気持ちがあることを忘れないようにして欲しいですね。
ただし、金銭感覚は人によって違います。何をもって「ケチ」と判断するかは個人差が大きいというのは間違いない事実です。つまりは同じ行動でも「ケチな男性」だと思う人とそうでない人がいるということになります。今回挙げた「ケチだと思われる行動」の中にも、女性によっては「これのどこがケチなの?」と思う人がいるはずです。
婚活では様々な場面でお互いの金銭感覚が見えるものですから、いかに「自分と感覚の近い相手」を見つけることができるか、という点にかかってきます。見極めはしっかりと行ってくださいね。
コメント