婚活女性なら一度は「お金持ちと結婚したい!」と思うのではないでしょうか。
しかし、お金持ちと言ってもいろいろなタイプがあり、考え方も少しずつ変わってきます。そこで今回は、お金持ちと呼ばれる人を「資産家」「裕福層」「高所得者」「その他」の4つに分けて、それぞれの特徴と好まれる女性像についてお話ししていきます。
お金持ちにも種類があるの?
「お金持ち」と一言で言っても、実はその背景や資産の性質によって違いがあり、それぞれ異なる特徴・考え方・ライフスタイルがあるのです。まずは以下の代表的なお金持ちの種類について説明します。
- 資産家
- 富裕層
- 高所得者
- その他のお金持ち
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①資産家
資産家とは、代々土地・不動産・株式・事業などの財産を所有し続けている人のことです。これらの財産は何代にもわたって受け継いだものや、自分のビジネスの成功で得たものが多く、資産家はこの財産で生活をしています。引き継いだ事業を運営している場合もありますが、資産運用や賃貸収入、投資などで生計を立てていることも少なくありません。
ほとんどの資産家は自分たちの財産を守り、増やしていくことにも力を入れ、さらには次の世代にその財産を引き継ぐことも考えています。
野村総合研究所の定義によると純金融資産(現金・預貯金・株式・投資信託など)を5億円以上持っている人とされています。不動産はこの中に含まれませんが、実際のところ多くの資産家は広い土地や多くの不動産も所有しています。
②富裕層
富裕層は、生活において経済的な不安がなく、一般的な基準から見ても高い水準の生活を維持できる人のことです。高い学歴を持ち専門性の高い仕事に就いていて、安定した収入源があるため、日々の生活に困ることはほとんどありません。野村総合研究所の定義では1億以上の純金融資産を持っている人とされています。
リッチな生活を楽しみながらも、財産の管理や長期的な資産形成にも非常に関心を持っていることが多くなっています。資産運用や投資にも積極的であり、将来的に自分と家族の生活の安定をしっかりと守ろうとします。
富裕層は社会的地位に対する意識が高く、自身や家族のために質の高い教育や医療に多額の投資を行うことが多いようです。単にお金を稼ぐだけでなく、知識や文化、教養にも価値を置く傾向があり、幅広い分野での学びや経験を重視する傾向があります。
③高所得者
高所得者はその名のとおり、収入が高い人のことです。一般的には年収850万円以上が高所得者の目安となっています。これは日本の税制で2020年から給与所得控除の上限が1000万円から850万円に引き下げられたことにより、課税額が多くなる仕組みになったことによるものです。
収入が高ければ良いので、職業はさまざまであり、医師や弁護士といった職業の人もいれば大手企業の会社員もいます。フリーランスでも夜職でも年収が高ければ高所得者と言えるでしょう。
収入をどのように使うかはその人次第ですが、医師などの専門職や会社員などは比較的堅実な生活を送っていることが多いようです。
④その他のお金持ち
例えば、「宝くじで10億円が当たった」「デイトレーダーで莫大な売買益が出た」「高所得ではないが多額の遺産をもらった」といった場合は、資産によっては資産家・富裕層と呼ばれることも。デイトレーダーでも年収が850万円を超えていれば高所得者になります。
ビジネスパーソンの生涯年収は2億円強ですから、もし10億円が当たったらその額を優に超えることになるのです。ただし、プロフィールだけで見極めるのは難しいかもしれません。
お金持ちの種類による考え方や注意点
相手が資産家の息子なのかバリバリ稼ぐビジネスマンなのかで、結婚後の生活が大きく変わってきます。ここではそれぞれの考え方や結婚後に起こる可能性がある事柄について紹介していきます。
資産家の場合
資産家は自らが行っている事業や財産を次の世代に継承することを非常に重視する傾向があります。そのため、家族内での役割分担や跡継ぎに対する期待が強く、特に男児を産むことが求められるケースも少なくありません。その家の伝統を守ることが大切にされ、古い考え方が根強く残っていることもあります。
また、社会的な体面やつり合いを重視する傾向がある場合も少なくありません。親戚や事業の関係者などの社会的なつながりが多く、時には社交の場に夫婦で出ることも。そのため、夫の家族とかけ離れた環境で育っている場合、家族内外で肩身の狭い思いをすることが可能性もあります。
資産家の生活では、家族以外の付き合いも重要な位置を占め、こうした場面では気遣いとマナーが求められます。もちろん、資産家の考え方やライフスタイルは家庭によってさまざまで、一概には言えませんが、共通して礼儀や配慮が大切にされる文化があります。
富裕層の場合
資産家ほどではないにしても、資産家と同じような考え方を持っていることが少なくないのが富裕層です。
富裕層の人たちは質の高い教育を受け、自分自身や家族が知的に成長し続けることを大切にしています。そのため、知的な会話や深い知識があることが好まれる傾向があります。家族の教育や将来についても強い関心を持ち、子供に高い教育を受けさせる場合が多くなっています。
富裕層は、無駄遣いや浪費的な生活を好まない傾向があります。お金は計画的かつ堅実に使用し、長期的な資産形成を考えています。表面的な豪華さや派手さを追求することは少なく、むしろ節度を持った生活を送り、資産を守りながらも家庭の安定や幸せを求めます。
そのため、生活全般においても浮ついた行動を避け、計画的で安定した生活を送ることが富裕層にとって理想とされています。
高所得者の場合
高所得者は仕事やキャリアに対する強い熱意とプロ意識が見られます。自身の仕事や専門分野で成功を収めることに大きな価値を置いており、パートナーとしても彼らのキャリアに理解と尊重する姿勢が求められます。
パートナーとの関係は大きく「お互い自立した人間として向き合うタイプ」と「癒しを求めるタイプ」に別れます。もちろん両方をバランスよく持っている女性を求めることもあるでしょう。ただ、仕事中心の生活になりやすいため、束縛されることを嫌う傾向があります。
男性の年齢が若いほど、女性にも自立心やキャリアに対する意欲を期待が高くなっています。高所得者との関係を築くためには、相手の成長をサポートしながら、同時に自分自身の成長やキャリアにも積極的に取り組むことが大切です。
お金持ちにアプローチするために努力しておきたいポイント
ここで挙げたことは婚活女性であれば既に実践していると思いますが、特に大切だと考えられるポイントについて解説していきます。
外見を磨く
お金持ちに対して共通して必要なことは、上品で清潔感のある身だしなみです。華美な服装やアクセサリーは好ましいとは言えません。ブランド物を身に付けても構いませんが、自分の収入に見合っているかを考えましょう。収入が少ないのに何十万もするようなバッグを持っていれば「なぜこんなに高いバッグを持っているんだろう?」といった疑問を男性に持たれてしまいかねません。
メイクや髪形も上品さと清潔感に注意しましょう。メイクはナチュラルな仕上がりが好まれますが、ベースになるもともとの肌がきれいでないとどうしても厚塗りせざるを得なくなります。スキンケアは普段からきちんと行うように心がけてください。なお、手は意外とみられていますので、こちらもケアを怠らないようにするといいでしょう。ジェルネイルなどを楽しんでいる人も多いと思いますが、長くて派手な爪は「これで仕事(家事)ができているんだろうか?」と思われる可能性が高くなります。
特別な美人でなくても、きちんとした印象を持ってもらえることが大切です。
内面を磨く
もしかしたら外見以上に注目されるのが内面かもしれません。一緒にいて恥ずかしいと思われない程度の知識・常識・マナーは身に付けておきたいところです。
テーブルマナーや言葉遣いは、気を付けていても気を抜いたとたんに悪い癖が出てしまいがち。箸の使い方なども併せてまわりの人たちからおかしいところがないかチェックしてもらうのもいいでしょう。
また、文化・芸術・時事問題などについて知識を深めるために読書をしたり、興味のある分野について学んだりする姿勢は好感度が高いといえます。礼儀や気遣いも大切ですので、まわりに「気配り上手」「礼儀正しい」と言われる人がいたら何が違うのか観察してみるのもおすすめです。
相手の仕事を理解する
お金持ちの人は仕事で忙しい日常を送っていることが多く、その生活スタイルに合わせた配慮が求められます。
専業主婦になった場合は家事や育児だけでなく、必要なサポートができるように自ら勉強する努力も必要でしょう。共働きの場合は家事や生活費の分担をどうするかといったことも話し合いが必要になってきます。
「出張が多い」「残業が多い」「付き合いが多い」といった理由で、ゆっくりと話をする時間が取れないことも少なくないかもしれません。それでも「寂しいからもっとかまって欲しい」といったことを言ってしまうと「重い」「面倒」といったことになりかねないので注意しましょう。
お金目当てだと分かるような態度を取らない
お金持ちは相手が自分にお金を求めているかどうかに非常に敏感です。そのため、女性が「資産やステータスが一番魅力的だと思っている」と感じると警戒されてしまうことがあります。
「奢ってくれて当たり前」「プレゼントはブランドもの限定」「デートは高級レストランで」といった言動や考え方は要注意です。お金持ちは比較的お金に対してシビアに考えていることが多く、常に気前よく女性にお金を使ってくれるとは限らないということを覚えておきましょう。最初から貯金額などのお金の話はしないのが賢明です。
信頼を得られるような行動をする
お金持ちは資産の管理やビジネスでの経験から、信用ができない人を近くに置くことはありません。すぐにバレる嘘をつく人や言葉と行動が一致しない人などは真っ先にお相手候補から外されてしまいます。
また、信用は相手に対してだけ気を付けていればいいという考え方は危険です。自分の家族や友人を紹介した時に、「○○ちゃんはいつも待ち合わせに遅れてくるんですよ」といった話が出ないとも限りません。時間やお金にルーズであることは一般的に見ても信用できる人とは言えないでしょう。
信頼は築くのに時間がかかり、壊れるのは一瞬です。誰に対しても誠実に対応するようにしてください。
まとめ:普段から素敵な人と言われる努力を
皆さんのまわりにも、男性からも女性からも「素敵」と思われている人がいるかもしれません。人間的としても女性としても魅力的な人はそれだけで注目され、尊敬されているのではないでしょうか。
お金持ちの婚活男性は引く手あまたなので、その中から選んでもらうのは非常に大変です。相手から「会ってみたい」「話してみたい」と思われることが大切になってきます。
結婚相談所であれば、あなたの人となりの素晴らしさを理解したアドバイザーがお金持ちの男性にあなたを紹介してくれるかもしれません。そのためにも普段から素敵な人だと思われるような努力をしてくださいね。
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